一生に一度は行きたい日本の絶景! 旅ライター激推し「美しすぎる奇跡の景色」4選
世界50か国以上を旅して、数々の絶景を見てきた筆者が、この状況で日本を巡る旅にシフトチェンジ。そこで見つけた、「一生に一度は行きたい写真に納めたい日本絶景」を今回は4つご紹介します。
トラベルライターおすすめ「一生に一度は行きたい写真に納めたい日本絶景」
20代からバックパッカーを始めて、アジア、ヨーロッパ、中南米と世界50か国以上をフリースタイルで巡ってきた筆者。
そんな筆者が日本各地を巡り、心揺さぶられた絶景は4つ。北は北海道、南は沖縄まで厳選したものをお伝えします。
見られる確率は40%! まるで天国のような美しいトマムの雲海
まずご紹介するのは、絶句するほど美しい北海道の星野リゾート トマムの雲海。雲海ゴンドラ山麓駅から雲海ゴンドラ山頂駅に雲海ゴンドラで約13分。頂上にある「雲海テラス」で見渡せる絶景です。
この雲海は5月〜10月まで見られる季節限定。しかも見られる確率は例年、40%とも言われています。その時の運次第にもなりますが、ぜひ一生に一度は見てほしい絶景のひとつです。雲海テラスにはこのようなCloud Pool(クラウドプール)もあって空を飛んでいるような気分にもなれます。
標高1,088メートルに位置する雲海テラスから見渡す雲海はまさに天国のような絶景。雲海テラスは時期によりますが朝の5時からオープンしているので早起きして雲海ウォッチングにチャレンジしてみては?
トマムの雲海にはダイナミックな分厚い雲海の「太平洋産雲海」、写真のような優しいふわふわな雲海の「トマム産雲海」、天気が悪い日だからこそ見られる少し荒々しい「悪天候型雲海」といくつか種類があるんです。同じ景色は二度と見れない雲海ウォッチングは何度もチャレンジしたい絶景です。
入浴剤を入れたような色! 宝石色の八重干瀬の海
続いてご紹介するのは、沖縄県 宮古島の北東部にある池間島から船で約30分のところにある八重干瀬(やびじ)。美しい海とサンゴ礁が魅力的でダイビングやシュノーケリングを楽しめます。ここへはオプショナルツアーなどに参加して向かうことができます。
八重干瀬(やびじ)とは100以上のたくさんのサンゴ礁群で、名前の由来は8つの干瀬(ひせ=リーフ)からなるとも、干瀬が幾重にも重なるからともいわれています。
潜った時に見られるサンゴ礁、豊かな海の中も美しいのですが、晴れた日の船から見渡す海と空のコントラスト、入浴剤を入れたようなエメラルドグリーンのキラキラした海はまさしく絶景。
ここは日本? と思ってしまうほど美しい景色です。太陽の光を浴びて宝石のように揺れる海を堪能できる、一生に一度は行きたい絶景です。
神秘的でダイナミックな戸隠神社の杉並木
3つ目にご紹介するのは、長野県にある「 戸隠神社奥社参道の杉並木」。ここへは長野駅から車で約40分ほどで到着。長野駅からはバスも走っているの公共交通機関でも行けます。
神社参拝でも人気の戸隠神社ですが、奥社参道の杉並木がダイナミックで絶景なんです。樹齢420年を越す杉並木は約500mも続きます。この一本道の参道を歩いていると、どこか異世界に迷い込んだような不思議な感覚になります。
少しスパイラルして伸びた太いスギの幹は圧巻です。戸隠神社をめぐる前に「岩戸伝説」という神話を知っておくと面白いかもしれません。
太陽の神様でもある天照大御神様が天の岩戸に隠れてしまい世の中は真っ黒に。そこで「天八意思兼命様」が天照大御神様を岩戸から出そうと踊りや歌うことを企画し、「天鈿女命様」が美しく踊り周りを盛り上げ、何事が起きたのかと、天照大御神様がそっと岩戸を開けた時に待ち構えていた「天手力雄命様」が岩戸を開けたそう。
それにより世の中はまた明るくなったという神話があり、戸隠神社はその神話にゆかりの神々を中心に祀る神社です。歴史ある絶景も一生に一度は見ておきたいですね。
世界遺産や夕陽を一望できる、おりづるタワーからの景色
最後にご紹介するのは、都市でも見られる絶景。広島県広島市の中心部に位置する「おりづるタワー」からの景色や夕陽です。広島駅からは広島電鉄に乗車して「原爆ドーム前駅」下車、徒歩すぐのところにあります。
屋上展望台「ひろしまの丘」からは広島の町並や山々、そして平和記念公園・原爆ドームと世界遺産を望むこともできるんです。(※季節によって屋上展望台「ひろしまの丘」の装飾は異なります)
原爆ドームなど世界遺産を眺めながら沈む夕陽はどこかノスタルジック。ピンク色の夕日や真っ赤な夕日などその日によって異なる空を楽しめる絶景スポットです。昼間もいいですが、せっかくなら夕方がおすすめです。
今回は北海道、沖縄、長野、広島と全国各地のいろいろな視点での「一生に一度は行きたい写真に納めたい日本絶景」をご紹介しました。日本もやはり美しい場所がたくさんあります。気になる方はぜひチェックして訪れてみてくださいね。
雨宮あゆみ世界50か国以上をフリースタイルで巡った後、トラベルライターとしても活動し、世界の旅インフルエンサーが集まる大使館や観光庁主催の会への参加や旅に関する国際会議登壇、ASEAN tourism Awards Japanからは東南アジア諸国への観光促進に尽力したということで感謝状をいただいた経歴も。