電気自動車メーカーのテスラや宇宙開発企業・SpaceXの創設者であり、実業家としても知られるイーロン・マスク氏は、Twitterを使ってさまざまな情報を発信することで知られており、自分の好きなアニメについて語ることもあれば、同氏のツイートが仮想通貨の相場を振り回していると指摘されることもあります。そんなマスク氏が、新たにTwitter上で「テスラ車ですぐにSteamをプレイできるようにすべき」と語りました。

Elon Musk says we should see Steam running on Teslas soon - The Verge

https://www.theverge.com/2022/7/17/23265627/elon-musk-tesla-steam-integration-model-s-x

テスラの電気自動車には大型ディスプレイが搭載されており、モデルSの場合はディスプレイサイズは17インチもあります。テスラ車ではこの大型ディスプレイ上でゲームがプレイ可能となっており、2016年には「テスラ車でマリオカートのレインボーロードを走ることができる」ことが話題となりました。

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その後もテスラは自社製自動車でのゲーミング体験の拡張に尽力しており、2020年第4四半期決算を発表した際には、モデルSにPS5と同等の「10TFLOPS」の処理速度を実現したゲーミングコンピューターを搭載するとアナウンスしていました。

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そんな中、自身もゲーマーとして知られているマスク氏が、Twitter上で「我々はテスラ車とSteamの統合を進めています。おそらく来月にはデモをお見せできるでしょう」とツイートしています。





マスク氏は2022年2月の時点で「我々はSteamの一部のタイトルをテスラ車内で動作させるというケースに取り組んでいます」とツイートしており、テスラ車とSteamの統合に取り掛かっていることが示唆されていましたが、これが間もなく実を結ぶこととなるようです。





テスラ車には既に「Tesla Arcade」というゲーミングサービスが搭載されており、Stardew ValleyやCuphead、ソニック・ザ・ヘッジホッグといった人気タイトルをテスラ車内でプレイ可能となっています。

Discover: Arcade Mode - YouTube

なお、テスラは2021年に「テスラ車には運転中にゲームが遊べる機能」が存在するとして多くの批判を集め、アメリカの規制当局による調査を受ける羽目となりました。この調査が始まったのち、テスラは車両走行中にゲームがプレイできないようにすると発表し、走行中のゲームプレイは不可能となっています。

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