ローマ買取見送りのS・オリベイラがガラタサライ移籍へ

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ガラタサライが、ポルトのポルトガル代表MFセルジオ・オリベイラ(30)を獲得することが濃厚となった。トルコ『Hurriyet』が報じている。

セルジオ・オリベイラは今冬の移籍市場で、ポルトからローマに買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。公式戦21試合3ゴール1アシストの数字を記録し、ヨーロッパリーグ出場圏内の6位フィニッシュ、クラブ史上初のヨロッパ・カンファレンスリーグ制覇に貢献した。

しかし、今夏の移籍市場でセルビア代表MFネマニャ・マティッチを獲得し、サッスオーロのイタリア代表MFダビデ・フラッテージの獲得にも迫るローマは、1300万ユーロ(約17億9000万円)と言われる買い取りオプション行使を見送る決断を下した模様だ。

これにより、ナポリやバレンシアへの移籍の可能性も取りざたされたが、新天地はトルコ屈指の名門となる見込みだ。

報道によると、ガラタサライはポルトとの粘り強い交渉の末、当初1000万ユーロ(約13億8000万円)からスタートした移籍金を、最終的に300万ユーロ(約4億1300万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3700万円)まで引き下げることに成功。さらに、選手サイドとは2026年までの4年契約で合意に至ったという。

ポルトの下部組織出身のセルジオ・オリベイラは2009-10シーズンにトップチームデビュー。だが、トップチームでは思うように出場機会を得られず、国内外のクラブへの武者修行を経験。2019-20シーズンから徐々に出場機会を増やし、以降2シーズンでは完全な主力に定着していた。

セントラルMFを主戦場に高精度の右足、戦術眼に長けた“8番”タイプのMFは、運ぶドリブル、局面を変えるパス、強烈なミドルシュート、プレースキックを特長としており、2020-21シーズンは公式戦48試合20ゴール7アシストという圧巻のスタッツを叩き出していた。