ユピテルは6月17日、探知範囲が向上したレーザー&レーダー探知機「LS1000」「LS2000」を発表した。無線LANを搭載し、さまざまなデータを自動で更新できる。価格はオープン。

3.6インチの大画面パネルを搭載したレーザー&レーダー探知機2製品が登場した

○LS1000

「LS1000」は、アンテナを内蔵する1ボディタイプのレーザー&レーダー探知機。特定カー量販店で販売する。

アンテナを内蔵する1ボディタイプの「LS1000」

背面にアンテナを内蔵する

新機能として無線LANを搭載しており、エンジンをオンにすると各種データを自動で更新してくれる。自動更新するのは、公開取締情報、オービスデータ、ユーザー投稿によるリアルタイム配信データ、メディアデータ、天気データ、ファームウェア(通知のみ)など。オービスデータの更新には、別途「ity.クラブ」への加入が必要。

新型レーザー式と新型レーダー式のオービスに対応し、探知範囲が水平約60度に強化。これは業界最高クラスの探知範囲となる。また、一般的に使用されているアンプICでは増幅できない微弱なレーザー光を探知する「専用高利得アンプIC」を搭載。取締レーザー光の素早い検知が可能だ。

収録する地図データは2021年秋の最新版で、これを参照することで警報精度を高め不要な警報をカットする。高精度測位を行う測位エンジンにはu-blox製のものを採用し、GPS×32基、ガリレオ×26基、グロナス×24基、みちびき×4基、SBAS×3基の受信衛星に対応する。センサー類は、G、ジャイロ、気圧、照度を搭載。

画面は3.6インチサイズの静電式タッチパネルで操作性も良好。本体サイズはW106×D17×H60mm、重さは約120g(microSDメモリーカード含む)。ダッシュボード取付け用ブラケットと、宙吊り取り付け用に専用ステーが付属する。

○LS2000

「LS2000」は、アンテナが別体となる2ピースセパレートタイプ。機能面はLS1000とほぼ共通だ。本体サイズはW106×D12×H60mm、重さは約95g。アンテナ部がW84×D49×H21mm、重さは約130g。ダッシュボード取り付け用ブラケット、ディスプレイ用宙吊り取り付け用ステー、アンテナ宙吊り取り付け用ステーが付属する。

アンテナが別体となる2ピースのセパレートモデル「LS2000」