ダービー快勝のコンテ監督が敵将に皮肉「いい監督だが、批判が多すぎる」

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 トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、アーセナル戦を振り返った。12日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第22節延期分が12日に行われ、トッテナムとアーセナルによる“ノースロンドン・ダービー”が開催。22分にハリー・ケインのPK弾でトッテナムが先制し、33分から数的有利になると、37分にはケインが、47分にはソン・フンミンが追加点を挙げ、3−0で快勝。この結果、5位トッテナムは4位アーセナルとの勝ち点差を「1」に縮めることに成功した。

 コンテ監督は試合後、アーセナルのミケル・アルテタ監督について「いい監督だ。将来は重要な監督になるかもしれないが、この6カ月は彼の批判をたくさん聞いてきた」と皮肉まじりに言及した。

「彼は仕事を始めたばかりで、私は彼の不満をよく聞いている。彼は不満を言うのではなく、もっと自分のチームのことに集中する必要があると思う。もっと落ち着いて仕事を続けないといけない。なぜなら、彼はとてもいいからね。でも、多くの文句を言う監督はいい監督ではない」

「私にとってレッドカードは明らかだった。(7日の)リヴァプール戦のことを忘れてはならない。私はファビーニョについて起こったことを何も言わなかった。もし、私たちが批判するのであれば、毎試合審判の判定や延期について言うことがある」

 さらに、コンテ監督はこの試合が延期された経緯についても触れつつ、トップ4フィニッシュに向けて重要な勝利だったことを強調した。

「もし、覚えているなら、彼は延期された代替日程についても不満を言っていた。その時も私は文句を言うのは良くないと言った。なぜなら、アーセナルは新型コロナウイルスの影響といって信じられない方法で試合を延期した。彼らは1人しか陽性者がいなかったんだ。私はそれを忘れたことがない」

「いい状況ではなかった。私たちは試合をする準備ができていたが、あのように延期されたのは少し腹が立った。でも、これは過去のことで今は違う。以前から、全ての選手が出場できるアーセナルと対戦したいと言ってきた。最初の試合について我々の選手たちも少し怒っていたと思う。なぜなら、1−3で敗れていたからね。今夜の勝利はとても重要なものだった」