<マスターズ 事前情報◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
現地時間7日(木)に開幕するゴルフの祭典「マスターズ」。今年もオーガスタに世界の強豪が集って頂点を競うが、選手たちの“評価”はどうなっているのか? ブックメーカー大手3社のオッズを見てみよう。
やはり気になるのは、大会史上4人目の連覇がかかる松山英樹。イギリスの大手『bet365』では、41倍の15番人気。『ウィリアムヒル』『betway』社でも41倍と変わらなかった。
ディフェンディングチャンピオン、さらに今季2勝を挙げている松山にしてみれば、少々さびしい数字だ。3月の「アーノルド・パーマー招待」で首痛を発症し、先週の「バレロ・テキサス・オープン」ではそれが原因で途中棄権。体調は万全ではない、というのが大方の予想か。下馬評を覆す奮闘に期待したい。
ケガといえば、昨年2月の自動車事故で右脚に重傷を負ったタイガー・ウッズ(米国)。今大会で2020年11月以来の公式戦復帰となる。いかにタイガーといえど、ブランクを埋めるのは容易ではなさそうだが、その評価は軒並み高い。
bet365では松山らに続く46倍の19番人気。ウィリアムヒルは41倍、betwayにいたっては松山よりも高い34倍の17番人気だ。オーガスタで過去に5勝を挙げているとはいえ、トップランカーたちを押しのけての高評価。スーパースターの帰還を祝福し、その活躍に期待する声は大きい。
それはライバルたちも一緒。練習ラウンドをともに回った92年大会覇者のフレッド・カプルス(米国)は、タイガーの復活に太鼓判を押す。「出るだけならタイガーはプレーしないよ」と、勝利への準備を着実に整えていると見ている。2019年のマスターズでは劇的なカムバック優勝を飾ったタイガーだが、その“再演”となるのか。
各サイトでの“一番人気”には、世界ランク2位のジョン・ラーム(スペイン)の名が目立つ。ほかにもジャスティン・トーマス、ダスティン・ジョンソン(ともに米国)らメジャー覇者や、今季好調のキャメロン・スミス(オーストラリア)、世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)といった面々も優勝候補に挙げられている。
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