好きで結婚した同士、どれほど時間が経っても仲良しでいられたら素敵ですよね。しかし好きで一緒になった夫婦といえど、所詮は他人。ずっと仲が良い夫婦でいるためには、多少なりとも努力や工夫が必要です。

当記事では、仲が良い夫婦がやっている秘訣をご紹介。「最近パートナーとの仲がいまいち……」と感じていたら、関係改善のためにぜひ参考にしてみてくださいね。

感謝の気持ちを伝え合う

「ありがとう」や「ごめんなさい」といった言葉は、とてもシンプルですが人間関係を円滑にするうえで非常に大切なもの。

夫婦はもとをたどれば他人ですが、毎日同じ家で生活する「家族」でもあります。「親しき仲にも礼儀あり」ということわざもありますが、どうしても身内には甘えが出てしまい、ちょっとした感謝や謝罪の言葉を言わずに済ませてしまいがち。

でも本当は、親しい間柄でこそこうした言葉が大切です。

「言葉がなくても通じ合っている」なんてのは片方のエゴでしかありません。本当に仲が良い信頼しあっている夫婦は、言葉によるコミュニケーションをしっかり取っているものです。


会話を大事にする

ここでもまた「言葉」「コミュニケーション」が大切になります。

結婚して時間が経つと、会話が減る夫婦は少なからずいるようです。話すことといえば「今日は何時に帰る」「ご飯はいらない」などまるで業務連絡。世間話や雑談といった何気ない会話はいずこへ……というパターンです。

これではあまりに寂しすぎますよね。会話はないけれど仲が良い夫婦というのは、聞いたことがありません。

その日にあったちょっとしたことを、一日の終わりに少し話す時間を設けるだけでも、夫婦の関係性はまったく変わってくるはずです。

もちろん面と向かって話すのがベストですが、LINE(ライン)などを使ってちょこちょこコミュニケーションを取るのも良いですよ。


干渉しすぎない

これは夫婦に限りませんが、干渉や束縛のしすぎは人間関係にひずみを生みます。

お互い大人なのでそれぞれ自由な時間も必要です。相手の「一人になりたい」や「趣味を楽しみたい」といった気持ちを尊重し、過度に干渉しない心のゆとりを持ちましょう。

ただ、これは行き過ぎると完全に夫婦が分裂してしまうので、相手そのものに対する興味は失わないことが大切。例えば夫が始めた新しい趣味について、どんな点を楽しいと感じているのかなどを聞いてみると、新たな会話のきっかけになって良いですね。

興味は持つけれど干渉はしない。この微妙なさじ加減が、仲が良い夫婦でいる秘訣の一つです。


共通の趣味を持つ

お互いに干渉しないことは大切ですが、何か一緒に楽しめる共通の趣味がある夫婦も素敵です。

週末に夫婦でスポーツを楽しんだり、家族で釣りへ出かけたりなどが良い例です。旅行なんかもいいですね。

共通の趣味があると一緒に過ごす時間が増えます。会話量も増えとにかく良いことづくし! 周りの夫婦を見ていても、やはり趣味や興味関心の対象が似ている夫婦の方がうまくいっているように見えます。


スキンシップをとる

手をつなぐ、ハグをする、キスをする……などなど。結婚生活が長くなると、どんどん失われていくスキンシップですが、実は良好な夫婦関係を維持するにはとても大事なことです。

これは筆者の肌感ですが、やっぱり仲が良い夫婦には常日頃スキンシップを取っている人たちが多く、仲良しの秘訣はスキンシップなのか……! と思わされることが多々あります。

結婚後、夫婦でいる期間が長くなればなるほど、恋人同士の頃のように情熱的に「パートナーとスキンシップしたい!」という気持ちは湧き上がりにくくなります。

そんななかでも欠かさずスキンシップを続けるには、やはり多少の心がけが必要でしょう。お互いに夫婦関係を良好に保ちたいと考えるからこそ、なせるワザですね。


記念日を大事にする

結婚記念日をはじめ、誕生日などの記念日。恋人だった頃はあんなにも一喜一憂したものだけれど、結婚して月日が経つとそれもだんだんとおざなりに……。

どうしてもこのようになりがちですが、すっぽかされると人によっては結構ショックが大きいです。

なにも、たくさんのお金をかけてとびきり特別なことをする必要はありません。ただ「記念日を忘れていないよ」「いつもありがとう」という気持ちを感じられるだけで嬉しいものなのです。

気持ちを伝える手段としてちょっとした言葉やプレゼントを用意するだけでも、仲良し夫婦に近づけるはずですよ。


不満を溜め込まない

 

「喧嘩するほど仲が良い」という言葉があります。くだらない喧嘩のしすぎもどうかと思いますが、不満があるのにそれを相手に伝えず自分のなかに溜め込んで、表面上なんとなくやりすごすのが一番まずいです。

これが続くといつか爆発し、とんでもない戦争が起こります。ひどい場合には離婚です。

不満を溜め込むほどに、自分のなかで相手に対するマイナスの感情が増長されていきます。これではとても仲が良い夫婦など目指せませんよね。

不満を溜め込まず、上手に発散したり相手にうまく伝えられる関係性を築けること。これも仲が良い夫婦でいるための大事な秘訣です。


まとめ

仲が良い夫婦でいるための秘訣とは、一つ一つは決して難しいことではありません。以前は自然にやっていたはずのことなのに、夫婦として「家族」でいる期間が長くなればなるほど、なぜかできなくなっていくんですよね。

相手のことを思いやり、身内だからと甘えすぎないこと。仲が良い夫婦でい続けるための秘訣は、一言で言えばこれに集約されるのではないかと思います。

共通の趣味やスキンシップはその思いやりのうえに成り立つもの。夫婦関係がちょっと冷めてきたなと感じたら、まずはコミュニケーションを取ることから始めてみましょう。