古橋亨梧はここがすごい! 元セルティックFWが賞賛する“前田大然らにはない特殊能力”

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セルティックに移籍するとゴールを量産し、瞬く間にヒーローになった古橋亨梧。ただ、故障によって昨年末以降から離脱している。

そうしたなか、セルティックでもプレーした元イングランド代表FWクリス・サトンが古橋を絶賛した。『Daily Record』で綴ったコラムの内容をざっとまとめてみる。

クリス・サトン

「亨梧不在のセルティックがこんなにもいいなら、彼が復帰した際にアンジ・ポステコグルー監督は何ができるかを想像してみて欲しい。

古橋は年間MVPに向けて邁進していたが、ボクシングデーに負傷してしまった。ハムストリングの深刻なケガのため、彼はそれ以降プレーしていない。

ポステコグルー監督のこれまでの仕事ぶりには感服せざるをえない。

ただ、彼の最高の選手がいなくなってしまった今年に入ってから成し遂げたことを考えると、その感動は半減してしまう。

もし、古橋がフィットしていたら、どこまでやれていただろうと。

(昨年末のハイバーニアンとのカップ戦決勝で)古橋が起用できないかもしれなくなり、セルティックサポーターは完全なパニック状態に陥った。

彼の出場が試合の勝敗を決めるかもしれないと考えていた人もいたと言える。

古橋は素晴らしいパフォーマンスで短期間のうちにそこまで評価を高めていたのだ。彼はオーラを放っていた。

そして、我々は彼が決勝でやったことを目にすることになる。センセーショナルな2ゴールで、ポステコグルー監督に優勝をもたらしたのだ。

それ以降、彼は15分ほどプレーしただけで、ゴールも決めていない。セルティックはお守りであり、トップスコアラーでもある彼を欠いている。

前半戦の爆発で古橋が持つ才能は明らかになった」
「だが、彼には他の選手のパフォーマンスも引き出す能力もあったのだ。

動きとタッチ、連携プレーで味方にスペースを作り出し、チームにチャンスをもたらす。また、プレッシングと存在感でピッチの頂点に君臨していた。

ヨーロッパ中のクラブが見向きもしないなか、先見の明を持って彼を獲得した監督と成長中のチームにとって、彼がいかに重要な存在であったか。

どんなチームもチーム内最高の選手を失えば、ひどい影響を受けるものだ。

ヨルゴス・ヤコマキスはいい走りをするし、ゴールも決め始めた。前田大然はタイプが異なり、彼には彼の強みがある。

誰もが古橋のようにすぐにフィットするわけではないし、適応には時間がかかる。ここまで5ゴールの前田は悪くはない。

だが、古橋のような選手は誰もいない。あの爆発力と圧巻のフィニッシュ能力を持つ選手は誰もいないのだ。

ファンたちは古橋が復帰して、ふたたび闊歩することを切望している。

彼を欠いたなかでタイトル争いに加わってきたことは、チームメイトたちと監督の功績を物語るものだ。

もし、彼が復帰すれば、チームはどんなスタイリッシュなやり方でシーズンを締めくくれるだろうか」

前田やヤコマキスら他のFWたちも頑張っているとしつつ、古橋の爆発力とフィニッシュは類稀なるものと絶賛。

【動画】必殺仕事人か!セルティック古橋、世界を驚かせた瞬殺ゴール

なお、セルティックは残り3試合でレギュラーシーズンが終了。その後は上位・下位に分かれて最終順位を決める戦いが待っている。古橋の復帰に期待したい。