久保建英(撮影:岸本勉/PICSPORT)

写真拡大

25日、日本代表の久保建英がオンラインの記者会見に登場し、FKからの得点への期待に苦言を呈した。

これまで日本を何度も救ってきたのはFKだった。2010年南アフリカワールドカップではグループリーグ最終戦のデンマーク戦で本田圭佑、遠藤保仁がそれぞれFKを決めて決勝トーナメント進出を決めた。だが、現在はキッカー不足に苦しんでいる。ワールドカップアジア最終予選でもFKからのゴールはない。

そんな現状に、1月15日のスペイン国王杯エスパニョール戦で見事なFKを決めた久保に期待が集まる。

だが久保は「FKって自分も蹴ることがあるので分かりますけど、すごい難しい。トップレベルのフリーキッカーでも年に何本も決めてる人はいないと思うんで、そんなに簡単に入るもんじゃないというのは、みんなも認識したほうがいい」と言う。

「最近フリーキッカーがいないという話を目にしますが、簡単にポッと出てくるものでもないですし、練習で何本も決めるような選手が試合になると入らないとか、壁が入ったりや試合の雰囲気でまったく変わってきますし、そんなFKって入るものじゃないというのは1回認識したほうがいいのかと僕は思います」

久保は厳しい表情で語るとこの質問への回答を終えた。

【文:森雅史/日本蹴球合同会社】