肩こりや頭痛などの不調はありませんか? 今回は、そうした不調を手軽に解消できる「頭のツボ」をご紹介します。ぜひ試してみてください。

体と心の不調を「頭のツボほぐし」で整える

不調を感じたら、今度は頭の「ツボ」をほぐしてみて。頭には不調に効くツボが集まっているんです。押し方は息を吐きながら5秒押し、5秒かけて離すだけ。手軽な不調改善法として活用を!

●肩こり

首が前に突き出し血流が悪くなった肩のこりを「風池」で緩和

首の血流を促して、肩こりや首こりを解消する「風池」のツボ。親指で押し上げるように息を吐きながら5秒押したら、5秒で力をゆるめます。

 

風池(ふうち)

耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間地点にあります。

 

●目の疲れ

血流の滞りによるかすみ目や偏頭痛も「頷厭」で解消

目の周りの血流を促して、疲れ目やかすみ目を解消するツボ。こめかみの上で口を開閉したときに動く場所に中指を当てて、5秒押します。

 

頷厭(がんえん)

こめかみの上の生え際あたりで、口を開閉したときに動く場所。

●頭痛

頭が重くだるい痛みに「通天」。抜け毛予防にも効果的。

頭が重だるいと感じたら頭頂部にある「通天」のツボをプッシュ。人さし指や中指を当てて5秒押します。血行がよくなり抜け毛予防にも。

 

通天(つうてん)

黒目の上の、生え際から親指4〜5本分後ろにある

●イライラ

精神疲労が表れやすい首の後ろにある「天柱」を刺激

イラッとしたら「天柱」のツボ押し。首のこりがほぐれると、イライラがやわらぎます。息を吐きながら親指で5秒押し、5秒でゆるめましょう。

 

天柱(てんちゅう)

後頭部のくぼみから指2本分外側で押して気持ちのいい場所

 

村木さんに聞きたい!頭ほぐしQ&A

Q:どのくらいの強さでやるのがいい?

A:表面をさするのでなく、指の腹やこぶしの平らな面で圧をかけながら筋肉をとらえ、「痛気持ちいい強さ」でほぐすのがベスト。痛みが強い場合は無理せずに力を弱め、少しずつほぐしましょう。

Q:1日のうちいつ行うのが効果的?

A:いつ行っても効果は変わりません。「頭のこりや顔のたるみが気になったとき」がベスト。またメイク前に行えば化粧ノリがよくなり、寝る前に行えば寝つきがよくなる効果も!

Q:やってはいけないときはありますか?

A:「体調が悪いときや、頭皮や刺激する部分にケガなどの炎症があるとき」は無理して行わないで。妊娠中も体調がよければ問題はありませんが、念のため主治医に相談のうえ行いましょう。

Q:より効果が出るやり方は?

A:1回で効果が出ることに驚いた人も多いのでは? もっと効果を出すためには、「毎日続けること」が大事。お風呂の中で、起きてすぐなど、毎日の習慣に取り入れることで効果が長続きします。