ユニクロの傑作

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実用性の高さとありがたいプライスを理由に、つい手が伸びる「ユニクロ」。膨大なアイテム数だからこそ、スタイリストの審美眼を頼りに見極め方を知りたいところ。

CHECK-1


「着方が増える」メンズニット



サイジングや丈感が使いやすいと、どのスタイリストも口をそろえるのがメンズニット。「着方の幅」に着目した用途の異なる3枚を厳選。


「スエット感覚で」ミラノリブ



1.

グレークルーネックニット(メンズ) 2,990円/UNIQLO 「伸縮性に優れた厚みのあるミラノリブで、スエットのような着心地。微光沢でカジュアルすぎないので、きちんと感も確保できます」(岩田さん)


肩にかければ「マフラーがわりにも」



2.

グリーンローゲージニット(メンズ) 3,990円/UNIQLO 「ざっくりしたあぜ編みのボリューミィな風合いは、あえて肩がけしてマフラー的に使いたい。渋めの色なので効きすぎず合わせやすそう」(出口さん)


つまったネックで「すぎないレイヤード」


3.

ネイビーニット(メンズ) 2,990円/UNIQLO 「ゆとりのある形×圧倒的な軽さでレイヤード向き。高すぎないモックネックなので、下にシャツを着てもえりからわずかにのぞき雰囲気が出ます」(塚田さん)

CHECK-2


ラフなスエットは「茶系で甘さを」



ニットについで冬に欠かせない存在のスエット。カジュアルさと女性らしさを両立するマイルドな色みが、適度な甘さを残せるポイントだそう。


抜けをつくれるニュアンスカラー



1.

スエット(メンズ) 1,990円/UNIQLO 「Vガゼットがほどこされた古着感のあるデザイン。メンズの直球カジュアルな形が好みですが、ミルキーなベージュならほどよく女っぽさが出ます」(樋口さん)


ピンクがかったやさしいブラウン



2.

スエットパーカ(売り切れ次第販売終了) 2,990円、

3.

スエットパンツ 1,990円/ともにUNIQLO 「セットアップでも着られるパーカとパンツ。スエットではなかなかないスモーキーカラーが、今年らしいコーディネートのポイントになりそう。スリット入りなのでボトムとのバランスもとりやすく、もたつきません。正統派なジャケットをはおって足元はヒールパンプスを合わせれば、スエット上下も部屋着感なく今っぽいシックな仕上がりに」(塚田さん)

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【STYLIST】



・渡邉恵子さん


大人の甘さや抜け感をほどよく加えた、ちょうどいいさじ加減のシンプルスタイルが鉄板。マネしやすく日常で浮かない、新しさのとり入れ方にも定評あり。

・樋口かほりさん


シンプルなのに今っぽさも感じる、リアリティのあるスタイリングが人気。アイテム合わせだけでなく、タックインや肩がけの仕方など、細部のアレンジも絶妙。

・岩田槙子さん


まじめにもモードにも転ぶ、柔軟性の高いキレイめスタイルの提案に支持多数。着まわし企画を担当することも多く、シーンレスに使えるアイテム選びも必見。

・出口奈津子さん


誌面では定番服を比較する企画を担当することも多く、使えるアイテムのポイントを熟知。力の抜けたカジュアルスタイルが基本で、遊びある小物づかいも得意。

・塚田綾子さん


メンズライクと女らしさを絶妙なバランスでとり入れた、品のいいスタイリングが得意。一見キャッチーなアイテムをほどよい華やかさに導く提案にも注目。