田中泯の人生を追うドキュメンタリー『名付けようのない踊り』 公開拡大とバリアフリー製作に向けたクラウドファンディングがスタート

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ドキュメンタリー映画『名付けようのない踊り』のクラウドファンディングが11月8日にMotionGalleryでスタートした。

クラウドファンディングページより

『名付けようのない踊り』は、俳優/ダンサー・田中泯の踊りと生き様を追った作品。『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』『のぼうの城』などで知られる犬童一心監督による初のドキュメンタリー映画で、2022年1月28日(金)に劇場公開を予定している。

田中泯は、1978年にパリデビューからこれまで、世界中のアーティストと数々のコラボレーションし、ダンスの公演歴は現在までに3,000回を超えている。映画『たそがれ清兵衛』から映像作品への出演し、俳優としても活躍。そんな田中の姿を、『メゾン・ド・ヒミコ』への出演オファーをきっかけに親交を重ねてきた犬童監督が、ポルトガル、パリ、東京、福島、広島、愛媛などを巡りながら撮影しているという。


クラウドファンディングは、本作の公開拡大とバリアフリー製作に向けてスタート。実施期間は、11月8日から2022年1月11日まで。また、目標金額は700万円に設定されている。なお、クラウドファンディングのリターンには、田中から提供された「場踊り」写真のポストカードやサイン入りの過去の公演ポスターを始め、福島県浪江町で撮影協力を仰いだ松永窯で制作する大堀相馬焼オリジナルマグカップ、目黒シネマでの先行試写会、 田中の顔を描いたポスターTシャツ、シネカリ(※映画フィルムの1コマ毎に鋭角なペン先などで直接傷を付けて描いていくアニメーション)フィルムの複製品、未公開シーンを収録した犬童監督監修のDVDなどが用意されているとのこと。

オリジナルポスターTシャツ

シネカリ見本

大堀相馬焼 オリジナルマグカップ

なお、クラウドファンディングページでは、「制作ノート」と題し、映画の制作秘話をコレクター限定で更新。第一回目の記事は誰もが見られる仕様で、作品中重要な部分を担うアニメーションを担当した山村浩二氏にフォーカスしている。さらに、バリアフリー音声ガイド制作過程は、誰もが見れる記事として更新される予定だ。

『名付けようのない踊り』は2022年1月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9、Bunkamura ル・シネマ他にて全国公開。