アイ・オー・データ機器は11月4日、HDMI映像をワイヤレスで送受信するHDMIアダプターを発表した。4K対応の「WHD-4KTR1」とフルHD対応の「WHD-FTR1」を用意する。ともに11月中旬より発売する。

HDMI映像をワイヤレスで送受信する4K対応のHDMIアダプター「WHD-4KTR1」


○WHD-4KTR1

WHD-4KTR1は、親機と子機で構成する4K対応のワイヤレスHDMIアダプター。直販価格は87,780円。ディスプレイに親機を、PCに子機を接続し、直接Wi-Fi通信を行うことで子機を挿したデバイスの映像をワイヤレスで表示する。追加用の子機は単体でも販売し、直販価格は36,080円。

親機の前面にはHDMI入力を搭載。4本のアンテナが目立つ


背面にはHDMI出力や有線LAN端子などを搭載


Wi-Fi機能はIEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LANに対応。子機は最大122台まで接続でき、表示したい映像を簡単に切り替えられる。親機を接続するディスプレイ側は画面を4分割して最大4画面同時に表示できる。ディスプレイがタッチ操作対応の場合は、タッチ操作でPC側の操作も可能だ。

親機に表示されている映像は、AirShare機能により手元のデバイスからブラウザーを使って閲覧可能。Miracastにも対応し、Androidスマートフォンの映像を子機なしでディスプレイ側に表示できる。iPhoneでは、Lightning Digital AVアダプターを使って子機とHDMIで接続して、ディスプレイへのワイヤレス表示が行える。

親機のインタフェースは、HDMI入力×1、HDMI出力×1、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet有線LAN×1。子機のインタフェースは、microHDMI×1、USB Type-C×1。親機の対応出力解像度は最大3,840×2,160ドット、対応入力解像度は、最大1,920×1,080ドット。子機は最大3,840×2,160ドットに対応する。フレームレートは最大60fps(4K時最大30fps)。

子機は円形デザインを採用。上部はボタンになっている


背面にはmicroHDMI端子などを搭載


本体サイズは親機が約W195×D111×H53mm、重さは約270g。子機が約W72×D72×H31mm、重さは約91g。対応OSはWindows 7 / 8.1 / 10 / 11、macOS 10.11〜10.12、Android 8.0〜11.0、iPadOS 14以降、ChromeOS。

○WHD-FTR1

WHD-FTR1は、フルHD対応のモデル。直販価格は親機が60,780円、子機が28,380円。子機の接続台数は最大64台までで、PCとはHDMIとUSBで接続する。

フルHDまでに対応する「WHD-FTR1」


WHD-FTR1の親機の背面


親機のインタフェースは、HDMI入力×1、HDMI出力×1、USB 2.0×2(Gigabit Ethernet有線LANはメンテナンス用)。子機のインタフェースは、HDMI×1、microUSB×1。親機/子機ともに、対応解像度は最大1,920×1,080ドット、フレームレートは最大60fps。

子機はシンプルな作りとなる


HDMI端子はフルサイズとなる


本体サイズは親機が約W195×D111×H53mm、重さは約220g。子機が約W90×D90×H25mm、重さは約100g。対応OSはWindows 7 / 8.1 / 10 / 11、macOS 10.11〜10.12、ChromeOS。