NOA

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12歳からの6年間を韓国のYG ENTERTAINMENTの練習生として過ごし、2020年1月にデビューするや、タイ、インドネシアなど、アジア各国でも人気を集めているNOAさん。2021年10月11日(月)発売の『S Cawaii! MEN 2021 WINTER』のインタビューの誌面では「練習生時代のこと」「1st Digital Single『LET GO feat.JEON WOONG(AB6IX) 』でコラボしたAB6IXのチョン・ウンさんとの交流」などについてお話いただきました。こちらのWEBでは、アザーカットと共に誌面では紹介しきれなかった、「作詞・作曲のこと」「大好きなシティポップについて」「2nd Digital Single『Dont Waste My Time』、3rd Digital Single『Highway』」のことについて御紹介します。

【画像】NOAのアザーカット



「作詞・作曲は子供のころからゲーム感覚でやってました」

――作詞・作曲も韓国のYG ENTERTAINMENT練習生の頃に学んだのですか?
もともとYG ENTERTAINMENTに入る前から曲作りみたいなものは趣味範囲ですけどしていたんです。実際に事務所に入ってから唯一、同じ年の子がけっこう本格的にやっていたので、その影響も大きかったですね。事務所内では習う子もいれば、習わない子もいてって感じで。僕はレッスンは受けなかったので基本独学でやっています。

ーー小さい頃に何がきっかけで作曲を始めたか覚えていますか?
小学校低学年のときにApple社が主催するキャンプがあって、そこで実際にMacを触ってみて、「こんなにおもしろいんだ」と思って買ったんです。そのくらいから映像編集や音楽制作を始めました。

ーーお母さんやお父さんに勧められたのですか?
僕自身もそういうことに興味があったんですけど、お母さんもそういう場所に積極的に連れて行ってくれたので、今思えばありがたいです。今は自分で打ち込むんですけど、当時はiMacに入っている「GarageBand」っていうソフトの既存のドラムの音とかを繋げて作っていました。今聴くと相当聴き苦しいんですけど(笑)、その頃は楽しくやっていましたね。

ーーどんな曲を作っていたか覚えていますか? 思いつくがままに?
そうですね。「楽しい!」って感じで(笑)。ゲーム感覚でやっていましたね。

ーー今も作曲はMacですか?
そうですね。iMacで。MacBookと両方使って作っていますね。モニターもつけてあって、モニターにその曲に合うミュージックビデオだったり、何か作品を流して見ながら作ったりもしています。曲はすべて打ち込みで作っていて、ピアノのコードとかもある程度は知っているんですけど、今はまだ習得中なので、基本は音と音を触りながら、この音いいなって感じで進めていく感じですかね。だから部屋の中で作っています。

ーーメロディーが浮かぶみたいなことでしょうか?
メロディーはそうですね。フリーで歌いながらどんどん録音していって、このフレーズいいなって切り取って繋げていくとか。

ーー曲を全部作ってから、作詞するのですか?
いつも書き留めている詞みたいなものがいくつもあって、トラック作りをしてから、このトラックにあった歌詞を持ってくるとか。逆にトラックを作ってから、このトラックはこんな感じの歌詞がいいなと思ったら書き始めたりとか。その時その時、作り方は様々ですね。

ーー楽器は何かできますか?
今、頑張ってギターを習得しています。

ーー今は日本語の曲がメインなのでしょうか?
英語半分、日本語半分って感じですかね。韓国にいた頃はずっと韓国語で作っていたので、韓国語でも作れます。

ーー3カ国語できて、歌詞が浮かぶ時はどの言語なのでしょうか?
言語独自の表現みたいなものがあるので、日本語を英語にしようというよりは英語そのままでって感じですね。後は「バランス取らなきゃな」って思ったら英語を日本語に変えたりって感じで作っています。



ーーインスピレーションはどんなことから浮かびますか?
自然がすごく好きなので、散歩に行ったりだとか、湘南の海に行ってボーッと海を眺めたりすることが多いんですけど、自分が一番リラックスできる時間でもあるので、そういった時に頭が空っぽになるっていうか。柔軟性が出てくるというか。曲を聴きながらボーッとしていて、感じることとか。景色を見ながら近くにいるカップルの方を見て、いいなーと思ったりして。そういう感じで見えるものからインスピレーションを受けることが多いですね。

実際に曲を作ってから、見た景色のところに持っていって、自分がそのとき相乗していていたものとマッチングしているかというのもひとつの確認方法というか。映画やドラマ、作品からはインスピレーションを受けますね。主人公になりきるではないですけど。そういうものからも受けますし、後は友達の話を聞いてということからも多いですかね。

ーー自分の経験や気持ちから浮かぶこともあります?
それもすごくありますね。ある程度自分が感じたものとかを書きたいというのはありので、それは意識して経験談から持ってくることはありますね。

「山下達郎さんが大好きすぎて、常に聴いています」

ーーシティポップがお好きだそうですが、影響を受けたアーティストは?
山下達郎さんが大好きすぎて、常に聴いています。シティポップは全般聴いているのですが、世代的に知らないアーティストの方もたくさんいるんです。なので、いろんなサブスクでプレイリストが作られているので、そこから知らない方の曲も幅広く聴いています。竹内まりやさんの『Plastic Love』は海外のYouTubeですごくバズって、そこから聴くようになりました。僕は当時韓国にいたんですけど、韓国にいた頃からみんなシティポップが好きで流行っていたので。僕らの世代からすると新鮮さもありますし、素晴らしい音楽で今聴いてもカッコイイ。

ーーシティポップのどんなところが好きですか?
生音感だったり、景色がふわっと浮かび上がるような歌詞とか音楽の雰囲気がすごいなって、いつも聴きながら思っています。それって簡単に再現できるテクニックじゃないと思っていて。そういう部分を常にリスペクトしています。


 
「tofubeatsさんとの出会いは今だに信じられないですね」

ーー『TAXI feat. tofubeats』のMVに出てくる部屋は実際にNOAさんのお部屋なのですか?
そうです。常にあそこで作業をしたりしています。

ーーtofubeatsさんとは奇跡的な出会いをされたとか?
そうなんです(笑)。僕も最初信じられなくて。信号待ちしていたら、後ろに立ってらっしゃったんです。声を掛けるとか1回もしたことなかったので、どうしようかな……って思いながら。でも信号を渡り終わったら絶対にこれで終わるんだろうなと思って、すぐに声を掛けました。

ーーよくわかりましたね。
そうですね(笑)。ずっと見ることもできないので、ちょっと見て信号見て、後ろを振り返ってみたいな感じでした。そして「以前にメッセージを送らせていただいたんですけど」と言ったら、「ああ!」って。その後、僕に興味を持ってくださって、tofubeatsさんのスタジオに遊びに行かせていただいたり。行ったら5、6時間tofubeatsさんのスタジオでお話したりとか。僕もすごく楽しくて(笑)。

ーー勇気を出してみるものですね。
本当に! チャンスを掴んだというか。僕もビックリしました。今だに信じられないです。短期間に『TAXI feat. tofubeats』という曲でご一緒できたし。本当に常に良くしていただいています。大ファンだったので、今でも連絡をさせていただいているのはすごくうれしいです。

「毎月、僕の新しい魅力を常にお届けしたいと意識しました」

ーー今回、8月から3ヶ月連続リリースされましたね。9月配信の『Dont Waste My Time』について教えてください。(8月配信の『LET GO feat.JEON WOONG(AB6IX) 』についはて『S Cawaii! MEN 2021 WINTER』の誌面に掲載しています)  
今まで僕が出した曲の中でも、性格が強い男の子が主人公の曲になっているというか。タイトルも時間を無駄にしないでって、駆け引きをしている女の子に対して伝えてるんですけど。単純に「時間を無駄にしないで」って言っているというより、「僕の側にいれば何でも叶えてあげるよ」みたいな、男らしいメッセージもあって、それは新たな僕の一面というか。曲もすべて通して男らしさがあるので新しい魅力かなと。

ーーこうしてお話をしていると、物腰やわらかい感じを受けるのですが、男らしい一面もNOAさんの中にあるということですか? それともモデルがいるとか?
この曲は僕のままで書いちゃうと弱気になってしまうというか、こう書きたいという理想に近づかなかったので、あえて逆を選びました。僕ならこうするだろうけど、そこをこうしてみようかな、みたいな感じで。あとは頑張って引き出してというか。作品を見たりしました。そういう子が主人公になっているものだったり。

ーーどんな作品を?
海外のR&Bってちょっとルードな男の子が主人公であることが多いので、そういう曲のミュージックビデオだったり。あとは歌詞を見ながら「こういう考え方があるんだな」ってたくさんインスピレーションを受けました。

ーー10月配信の『Highway』は?
この曲はまさしくドライブに行きたくなる曲というか。ストーリー性もあって、『Highway』ってタイトルなので、高速道路からたくさんインスピレーションを受けたんです。生きている中でどうしても立ち止まってしまう瞬間ってたくさんあるなって思って、そういった場面で止まらずに速度を上げて進んで行こうよってメッセージを『Highway』って単語から広げていったというか。そこが一番伝えたい部分なのかなって思います。

ーー『Dont Waste My Time』はご自分とは真逆の男の子だそうですが、そうなると歌う時はどうなんですか?
ちょっとルードな感じで歌いました。役になりきるじゃないですけど。ワイルドというかワルっぽいというか。そういうのは意識しながら歌いました。

ーー自分の中でシミュレーションしてみる感じですか?
そうですね(笑)。顔の表情とかも意識しながら。

ーー『Highway』のレコーディング中のエピソードはありますか?
この曲は今まで僕が出した曲の中でもピッチが高めというか。歌い上げる感じなので、発声を意識しながら新しい声を出すようにしました。透き通るというか、そんなことを意識しました。

ーーリリースのたびに新しい可能性を探りたいと思っています?
今回は考えましたね。3か月連続だったので、毎月、僕の新しい魅力を常にお届けしたいと意識しました。

NOW ON SALE!

 1stDigital Single from UNIVERSAL MUSIC
『LET GO feat.JEON WOONG(AB6IX) 』



2ndDigital Single
『Dont Waste My Time』



3rdDigital Single
『Highway』



●衣装はすべて本人私物です。

【PROFILE】
Birthday>>2000.3.13
Birthplace>>Tokyo
のあ●楽曲制作、コレオグラフィー、ダンス、トリリンガル(日本語・韓国語・英語)、モデルという多彩な才能を持つ。2020年1月、デジタルシングル『LIGHTS UP』でデビュー。同年6月に2ndデジタルシングル『TAXI feat.tofubeats』がタイのSpotifyバイラルチャートで1位を獲得。

『S Cawaii!MEN 2021 WINTER』ではNOAさんの別のインタビューと写真を掲載! 3名様にNOAさんのサイン入りチェキのプレゼントもあります。応募のきまりは誌面をご覧ください。応募締め切りは12月15日(水)当日消印有効です。





【書誌情報】
書名:S Cawaii! MEN 2021 WINTER
価格:本体1000+税
発売:2021年10月11日 (月)
判型:A4判
頁数:100ページ
ISBN:9784074498987
発行:主婦の友インフォス
発売:主婦の友社