先週行われた映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のプレミア。チャールズ皇太子&カミラ夫人とウィリアム王子&キャサリン妃が出席しボンド役のダニエル・クレイグや悪役のラミ・マレックら出演者と対面した。

今週ジミー・キンメルのトーク番組に出演したマレックはキャサリン妃との対面について話した。実はマレックが妃に会うのはこれが2回目。2019年2月に行われたBAFTAの授賞式でも言葉を交わしている。このとき彼は映画『ボヘミアン・ラプソディー』で主演男優賞を授賞した。

マレックは番組で授賞式のときのことを回想。「僕は妃に『お疲れでしょう』って言ったんだ。彼女は『なぜですか?』って答えた。僕が『赤ちゃんが生まれたばかりですよね?』って返した。妃は驚いていたと思う」。当時妃の第3子のルイ王子は10か月。

マレックは続けて「妃に『調子はどうですか?』と言われたから『あまりよくないです。あなたは?』って答えた。すると彼女は極めて威厳と気品に満ちた目つきで、怪訝そうに僕を見た。でもみんなもわかると思う。想像してみてよ。完璧にドレスアップしてあのたくさんの俳優たちと話さないといけないんだから」「ロイヤルはとても慎重だ。それはとてもいいことだよね。でも妃は僕の言葉に不意を突かれたと思う。彼女は僕を優雅でプロフェッショナルでありつつ、怪訝そうな目で見ると『そうですね。子どもがいるととても大変です』って答えたよ」。

ちなみにマレックは妃にこんな提案も。「妃に『もし休みが必要だったら助けますよ』って言ったんだ。妃が『どういう意味ですか?』と聞かれたから『僕はベビーシッターができます。だからお2人は外出して楽しんでください』って答えた」。公務でたくさんの人に会ってきたキャサリン妃とはいえ、こんな砕けた返事にはびっくりしたはず。それにしても怪訝な顔をするときでも威厳と気品を失わないとは……さすが。