いよいよ10月に日英米を始め世界各国で公開される『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。ワールドプレミアがロンドンで開催された。主演のダニエル・クレイグ、悪役を演じたラミ・マレックを初めレア・セドゥ、アナ・デ・アルマス、ラシャナ・リンチらが出席。主題歌を歌ったビリー・アイリッシュと兄でプロデューサーのフィニアス・オコンネルも登場した。

007といえば女王陛下に仕える、MI6の諜報部員。イギリスを代表するスパイでもあるからこれまでのシリーズ作のプレミアにはしばしばロイヤルファミリーたちが出席してきた。今回はチャールズ皇太子&カミラ夫人、ウィリアム王子とキャサリン妃という豪華2組が出席! キャサリン妃とウィリアム王子もキャストたちと対面、握手する場面を披露した。

レッドカーペットではいつもクールな表情のビリーも妃を前にハニカミ気味。

新型コロナウイルス感染症の影響で公開がたびたび延期された今作。プレミアの収益はパンデミックの影響を受けたイギリスの保安局(MI5)、秘密情報部(MI6)、政府通信本部、英国特殊部隊を退役した部員、現役部員を支援するチャリティ団体の援助に使われたという。またチャールズ皇太子は英国映画協会のパトロン、ウィリアム王子は英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)の会長を務めている。プレミアへの出席には打撃を受けた映画産業を後押しする目的もあった。

クレイグは今作を最後にジェームズ・ボンド役を卒業する。次のプレミアでロイヤルたちと対面する新ボンドが誰になるのかも楽しみにしたいところ。