「九星気学」の占い方を解説! 性格や運勢の占い方は? 相性の占い方は?

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 自分の性格や運勢を簡単に占えたらいいですよね。それが叶うのが「九星気学」。早見表と生まれ年や生まれ月を照らし合わせて自分の「星」を調べれば、すぐに占いを楽しめるのです。この記事では、九星気学の「本命星」「月命星」について解説します。

■九星気学とは、どんな占い?
 「九星気学」は古代中国から伝わった占いのひとつで、世の中に存在するエネルギーを「気」と考え、9つに分類したものです。9つの気は、一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星。その9つの星によって性格や運勢、仕事運・金銭運・恋愛運・結婚運・家庭運・健康運、相性・吉方位などを占うのが九星気学です。

■九星気学での占い方
◎性格や運勢などを占う場合
 人の生まれ年で決まる「本命星」と、生まれ月で決まる「月命星」を調べます。「本命星」「月命星」は通常、早見表などで調べられるので容易に導き出せるでしょう。

 注意点は「年月日」それぞれの境い目の前後に生まれた場合、正確に九星を出すため、日時をしっかり調べてから早見表を見ること。そして、両方の九星がわかったら、本命星を主に月命星を副として、九星の本質から性格や運勢を占います。

◎相性を占う場合
 九星気学の9つの星の名称には、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの文字のいずれかが入っています。これは、自然界はこの5つの要素によって成り立つという東洋思想の「五行」の考えからくるもの。

 5つの要素がお互いに生み出したり(相生)、妨害したり(相剋)、助けたり(比和)した結果、吉凶が生じると考えられています。相生・相剋・比和について、簡単に解説しましょう。

【「相生」関係】
 ひとつの要素がもうひとつの要素を生み出す関係。
・木が燃えて火を生じる
・火が灰となり、土となる
・土の中から金が産出される
・金が冷えて空気を冷やし、水滴を生じる
・水によって発芽し、木が育つ

【「相克」関係】
 一方が、もう一方を妨害する関係。
・木は土を侵食する
・土は水を吸い、せき止める
・水は火を消す
・火は金を溶かす
・金は木を伐る

【「比和」関係】
 五行が同じもの同士の関係。
・木は木を助ける
・火は火を助ける
・土は土を助ける
・金は金を助ける
・水は水を助ける

 イメージは湧きましたか? 例えば、一白水星にとって、自分を生み出してくれる金である六白金星や七赤金星は相性がいい相手。自分を吸って妨害してくる土である二黒土星や五黄土星、八白土星の相手は、相性のよくない相手となるのです。他の星も同じように判断します。

◎吉方位を占い、開運をはかる場合
 本命星の吉方位と、年や月ごとに回ってくる九星から導き出される吉方位の両方で、その人にとっての吉方位を判定できます。九星は年月日ごとに移動していて、誕生時には吉方位でも、後に旅行や引越しをする際は、吉方位ではないことも多々あるのです。

 ですから、必ずこの2つを見て、占いたい時点での吉方位を判定し、そちらの方位へ出かけたり、引っ越したりすることが大事。そうすることで自分の中にプラスの運気を蓄え、その繰り返しで運気を貯めていき、開運していくという方法と言えます。

■本命星、月命星、日命星
◎「本命星」と「月命星」
 繰り返しになりますが、人の生まれた年の九星は「本命星」と言い、六白金星の年に生まれていたら「本命星」は六白金星です。そして、その人が生まれた月の九星は「月命星」。九紫火星の月に生まれた人の「月命星」は九紫火星になります。

 「本命星」は、その人自身の性格や感性といった本質をあらわすもの。性格や運勢に大きな影響を与える、九星気学において最も大切な星です。また、性格や運勢は「月命星」でも読み解けますが、どちらかと言えば「本命星」を用います。

 「月命星」は「本命星」で読み解いたうえで参考として使うイメージ。なお、「本命星」は肉体面に影響することが多く、「月命星」は精神面に影響することが多いと考えられます。

(日ノ森 祐貴)