「ノンバイナリー」って聞いたことありますか?これまで2度の結婚歴がある、歌手の宇多田ヒカルさん(38)が一昨日のトークライブ配信で、「私はノンバイナリーです」と英語で語った。28日(2021年6月)のスッキリが取り上げ、「ノンバイナリー」について考えた。

対談前に言及

映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のテーマソングに宇多田さんの「One Last Kiss」が採用されたことから、庵野秀明監督との「対談」が実現。

この対談が始まる前に、宇多田さんが「ノンバイナリー」に触れた。「別のスペシャルゲストを紹介したいと思います。私の親友のクマ、クマちゃん。彼はゲイです。男の子でゲイなんです」「今は6月で、私はノンバイナリーです。だから、ハッピープライドマンス!おめでとう!」「私は、この数年で知って、それなんだって思ったけど、日本でどれくらい広まっている言葉か、分からないのだけど、ノンバイナリーに該当するなって最近知ったので」と英語と日本語で語った。6月は「プライドマンス」といって、世界のLGBTQコミュニティーが団結し、自分自身でいる自由を祝う月だという。

宇多田さんは2002年に19歳で映画監督と結婚し、4年半で離婚。10年に「人間活動に専念する」として、アーティスト活動を一時休止。14年にイタリア人の一般男性と再婚、1年後に第一子を出産した。その後離婚し、現在は5歳になった子と暮らしている。

性的マイノリティに関する情報を発信する、一般社団法人「fair」の松岡宗嗣・代表理事は「ノンバイナリー」について、「男女二元論には当てはまらないことを表す言葉」とし、「その人の性の在り方を勝手に決めつけずに、本人の性自認を尊重することが求められる」などと説明した。

番組によると、「ノンバイナリー」については、米国では理解が進み、一部の州では、運転免許証に「男性、女性」のほかに「X(エックス)」という項目を追加、ノンバイナリーの選択を可能としている。また、パスポートの性別欄が男性か女性ではなくて、第3の選択肢「X」を導入している国もある(松岡代表)そうだ。

番組では、NPO法人「共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク」の原ミナ汰・代表理事の見解も文字情報などで伝えた。ノンバイナリーとは、「自分の性別を男女どちらかに限定したくない人、限定できないと感じる人」のことを言い、「申請書の男女を選ぶ欄に違和感がある、どちらにも当てはまらない、と感じる感性のひとつ。宇多田さんの発言は心強い」と語っているそうだ。

(栄)