南米最強は誰だ!コパ・アメリカ2020、全代表チームの「背番号10」まとめ

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遂に開幕を迎えたコパ・アメリカ2020。招待国なしとなった今大会の10チームで背番号10を背負う選手をまとめてみた。

リオネル・メッシ(アルゼンチン)

バルセロナ所属

ディエゴ・マラドーナと並び史上最高選手にあげられる稀代の天才。

18歳で代表デビューするとこれまで145試合で73ゴールを決めてきた。アルゼンチン代表史上最多得点者にはなったものの、いまだに代表でのタイトルはひとつも獲得できていない。

今月で34歳になるが、悲願の優勝は成し遂げられるだろうか。

ヘンリー・バカ(ボリビア)

オリエンテ・ペトロレーロ所属

2019年に神戸で行われた日本代表戦にも出場した23歳のMF。

左利きの攻撃的MFで身長は170cmに満たないが、ガチムチ系の体格を誇り、1vs1に強いことからボリビアのメッシとも呼ばれている。

ただ、扱いにくい選手で、ザ・ストロンゲスト時代にはチームメイトと何度か衝突したとか。父親もオリエンテ・ペトロレーロでプレーした元選手で、よくアドバイスを貰うそう。

ちなみに、ボリビアにはバカ(Vaca)という姓が割と多い。

ミゲル・アルミロン(パラグアイ)

ニューカッスル所属

天才として若い頃から期待を寄せられてきたレフティアタッカーも今年で27歳になった。

父親が1日18時間働くなど貧困な家庭に育ち、18歳になるまで母親と同じベッドで寝ざるを得なかったという。

今季は同僚ジョンジョ・シェルヴィから前線からのハイプレスを含めた貢献を絶賛された。「試合後に彼のスタッツを見たいね。絶対にやばいよ。彼はとってもナイスガイさ。いつも笑顔だ。体脂肪も4.4%。4.4%って何者?1オンスも脂肪がない。トップ選手だよ」と褒め殺しされている。

ジョルジアン・デ・アラスカエタ(ウルグアイ)

フラメンゴ所属

近年のウルグアイ代表で10番を託されてきた27歳の技巧派MF。クルゼイロでも10番をつけた。

身長は175cmほどだが、スピード、ボールコントロール、ドリブルスキルを兼備。さらに、運動量とビジョンまで兼ね備えた“働くファンタジスタ系”選手だ。

アレクシス・サンチェス(チリ)

インテル所属

バルセロナやアーセナルでもプレーしたガチムチ系アタッカー。意外なことにピアノも奏でる。

代表では長年7番を着け続けていたが、今大会では驚きの10番に。ただ、練習中の怪我によって、今大会グループステージは欠場することになった。

ちなみに、今大会の7番はグレミオに所属するMFセサル・ピナレスが背負う。

ダミアン・ディアス(エクアドル)

バルセロナSC所属

ボカ・ジュニオルスでもプレーしたアルゼンチン生まれの攻撃的MF。

小柄だが南米らしいトリッキーで敏捷性を生かしたドリブルワーク、そこから繰り出されるパスセンスは高く評価されてきた。

アルゼンチン代表経験はなく、長らくプレーしてきたエクアドルに帰化すると今年3月に35歳で代表デビュー。エクアドル代表史上21目の帰化選手だとか。

ネイマール(ブラジル)

PSG所属

29歳になった王国の至宝。代表キャップ106はセレソン史上4位、代表通算得点67ゴールはペレに次ぐ史上2位だ(ペレは77得点)。

彼の背番号といえば、11番か10番のイメージだが、実は父がつけていた7番が好きだそう。

ジェフェルソン・ソテルド(ベネズエラ)

トロントFC所属

身長は160cmほどだが、ボディバランスの良さとクイックネスを兼ね備えた23歳の攻撃的MF。圧倒的なボールスキルとドリブル、パスを高レベルで兼ね備える。

2017年のU-20W杯で戦った原輝綺は「変態」だと評した。なお、ベネズエラはチーム内で多数の新型コロナウイルス感染が判明し、15人を追加招集している。

クリスティアン・クエバ(ペルー)

アル・ファター所属

「ペルーのウォルコット」と評された29歳のアタッカー。身長169cmと体格はウォルコットと似ているかもしれないが、実際には南米らしい駆け引きとテクニック、コンビネーションを駆使したタイプだ。

名門サンパウロでも10番を背負ったほか、現在所属するサウジアラビアのアル・ファターでも10番をつける。

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エドウィン・カルドナ(コロンビア)

ボカ・ジュニオルス所属

ハメス・ロドリゲスの欠場によって背番号10を託されることになった彼は名門ボカで10番をつけたこともある28歳のMF。

攻撃が武器で繊細なパスとドリブル突破、精度とパワーを兼ね備えたキックも持つ。ボールを収めて繋ぐプレーに加えて、ゴール前に動き出すシャドー的な役割もこなせる。

2017年の韓国戦で目を細める人種差別的なジェスチャーをしたことで物議を醸したことも。