「火垂るの墓」を見た中国人・・・「泣けなかった」と語る理由
アニメを子ども向けの娯楽作品だと思い込んでいる人は、日本のアニメを見てショックを受けることがあるだろう。日本にはメッセージ性の強いアニメがあり、評価が分かれることもある。記事が取り上げたのは終戦前後の幼いきょうだいを描いた「火垂るの墓」だ。
記事の中国人筆者は「泣けなかった」理由の1つとして、主人公に同情できなかったことを挙げた。主人公は親戚の家に身を寄せた際に叔母との関係をもっと良好になるよう努力すべきだったと指摘し、戦争孤児は確かにかわいそうだが、何が何でも生きるという意思と努力が感じられず、主人公が何を考えているのか分からなかったと主張した。
さらに「反戦映画としては失敗」に感じたことも、「泣けなかった」理由だと伝えている。この映画が反戦映画かどうかはさておき、当時敵国だったために中国人としては複雑な気持ちになるようだ。中国への侵略行為に対する反省の言葉も懺悔もない、と不満を示している。また、戦争の及ぼす影響力を描きたかったにしても「侵略された中国のほうが100倍災難だった」と主張している。
賛否両論あるとはいえ、反響が大きいというのは、「火垂るの墓」がそれだけ多くの人に鑑賞され、影響を与えていると言うことだろう。日本アニメはこれからも、中国を含めた世界各地へソフトパワーとして発信されていくことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

