サステナブルなグランピング施設。千葉「スモールプラネット(small planet CAMP&GRILL)」を体験

稲毛海浜公園内に新時代のグランピング施設がオープン!

2021年4月22日(木)、自然と共生しながら楽しむライフスタイルの体験ができるグランピング施設「small planet CAMP&GRILL(スモール プラネット キャンプ&グリル)」が、千葉県・稲毛海浜公園内に誕生しました。

上質なナチュラルさを意味する “ナチュール”、本物・本質といった贅沢な体験価値の “リュクス”、自然と人が共存し循環する “サステナブル” がコンセプトの新時代のグランピング施設です。

このたびのオープンにあたって、macaroni 編集部もさっそく潜入。おもに食事シーンにフォーカスを当ててご紹介していきます。

自然との共存を体験できるグランピング施設

公園内に作られたグランピング施設は、自然との共存を体験できる快適な空間。恵まれた自然環境を活かしたつくりで、モダンかつボタニカルな佇まいです。

グランピングは全8棟。そのうち1棟は、周囲から完全に独立したプライベートな空間で、まわりを気にせずペットと過ごすことも可能ですよ。

施設内のテントはすべて、北欧発の歴史あるアウトドア用品ブランド「ノルディスク」のもの。広々とした室内で、過ごしやすく洗練された雰囲気です。

テントエリアの中心にあるFire Pitでは、焚き火を眺めながら会話やお酒を嗜むことができますよ。

フレンチシェフが振る舞うオーベルジュダイニング

Small Planetでの食事は、千葉ならではの “千産千消(地産地消)” をテーマに、採れたての食材をふんだんに取り入れた料理を楽しめます。それもフレンチ出身の専属シェフが考案した、まるでオーベルジュのようなメニュー。

グラスやカトラリーなどの食器類が使い捨てではないのも注目すべきポイント。環境に配慮された結果、海外のガーデンBBQのようにおしゃれな雰囲気が醸し出されています。

ベジタリアン、ヴィーガン対応のBBQメニュー

ベジタリアン、ヴィーガン対応のBBQメニューがそろっているのも、Small Planetの魅力のひとつ。千葉の豊かな大地で育てられた野菜のグリルや、炊き込みご飯が提供されます。

メニューの一部である、ソイミートを使った唐揚げは米粉使用のサクッとした食感。豆特有の緑臭さがなく、ジューシーで食べごたえのあるひと品でした。下味がしっかりついているので、物足りなさを感じないことに驚きです。もしかしたら、鶏肉よりも好きかも……?

野菜の旨みをたっぷり含んだ炊き込みご飯

数種類の野菜の出汁がたっぷり染み込んだ、特製の炊き込みご飯。オリーブが絶妙な塩梅でコクを生み出しており、野菜だけとは思えないほどの深みを感じました。

お米は千葉県で化学肥料に頼らないお米作りをしている、株式会社理想郷のもの。STAUBで作る炊き込みご飯に合うよう、千葉の独自品種である大粒「プレミアムふさこがね」を用意したとのこと。

千葉の大地をまるごと味わえるグリル野菜

BBQで使われる野菜は、千葉県若葉区で高梨農園のもの。菜種や煮干し、蟹の甲羅など、千葉県内の各地から集めた恵みを活かし、ほかとは違う特別な土づくりをおこなう農園です。

スーパーでは出会うことのない珍しい品種、みずみずしく色鮮やかな野菜。じっくりグリルすることによって、素材の甘みが引き出されていましたよ。

世界中から集められたナチュールワイン

BBQに合わせるワインは、千葉のワイン専門店「IMADEYA」がセレクト。Small Planetのために選び抜かれた、世界中の自然派ワイン(ナチュールワイン)を堪能できます。

特に気に入ったのは、南アフリカの「LONGRIDGE(ロングリッジ )」。その味もさることながら、南アフリカは “自然環境を考慮したワインづくり” として世界のトップを誇ります。自然保護のため、農薬や薬品の使用基準値が圧倒的に少ないのだとか。

採れたての卵料理をいただくモーニング

太陽の日差しが降りそそぐ森の中で味わえるのは、宿泊客限定のラグジュアリーな朝食。採れたての卵を使ったふわふわのオムレツや、新鮮な牛乳をいただけますよ。

卵は添加物を使わず健康的に鶏を育てる、林養鶏場の「初たまご」。通常では出回らないという希少な卵は、味が非常に濃厚です。

フードロスを出さない取り組み

Small Planetの基本姿勢として外せないのが、フードロスを出さない取り組み。そのひとつとして挙げられるのが、施設内にコンポスト(※)が併設されているという点です。

※有機物を微生物の働きで分解させて堆肥にする処理方法、またはその堆肥のこと

食事の際に出た生ゴミはコンポストへ運ぶことによって、堆肥として生まれ変わります。作られた堆肥は施設内の土壌や、契約農場へ運ばれ、千葉という土地のなかで循環していくそうですよ。

サステナブルな商品が揃う「エシカルショップ」

滞在中のコンビニ代わりに利用できるのが、Small Planetがセレクトする「エシカルショップ」です。環境や人、社会、地域に配慮したアイテムがラインアップ。

歯磨き粉や歯ブラシ、石鹸といった日用品から、スポンジや保存容器など、思わず手に取りたくなる商品が陳列されています。今後はオリジナルグッズも販売される予定。

星空アウトドアバスの併設

テント近くには、水着で入る「星空アウトドアバス」もオープン。シャワーと浴槽があり、リラックスした時間を過ごせます。石を積み上げて囲った、シンプルでプリミティブなアフリカンテイスト。

宿泊客のみ利用可能のテント型サウナも併設されており、自然豊かな環境のなかで、燃える薪の音を聞きながら、日々の疲れを癒せますよ。

公園を出ると、サンライズとサンセットを楽しめる

公園を出て少し歩くと、オーストラリア・パースから運んだ真っ白な砂が自慢のホワイトサンドビーチがお目見え。朝はサンライズ、夕方はサンセットを眺望できます。今後は、このエリアでヨガやマインドフルネス等のイベントが開催される予定だとか。

施設内のアクティビティも豊富で、公園の植物を活かしたハーブポット作り、そしてオリジナルの器が作れるブッシュクラフトなどのワークショップを楽しめますよ。

人混みを避けてここでしかできない体験を

Small Planetでは、自然豊かな公園のなかで、何にも代えがたいリラックスした時間を過ごせます。実際に足を踏み入れて思ったのは、「自然と共存するのは、こんなにも素敵なことだったのか」ということ。今まで知ることのなかった千葉の魅力を感じることもできました。

人混みを避けたこの広々とした場所で、非日常体験をしてみてはいかがでしょうか。

施設概要

店舗名:small planet CAMP&GRILL(スモール プラネット キャンプ&グリル)
電話番号:043-215-7350
最寄駅:京葉線稲毛海岸駅より徒歩25分
郵便番号:261-0003
住所:千葉県千葉市美浜区高浜高浜7丁目2番1号
市区町村:千葉市美浜区高浜
町域:高浜7丁目2番1号
営業時間:グランピングエリア施設 チェックイン15:00~チェックアウト10:00/small planet BBQエリア:平日一部制11:00~14:00・休日二部制11:00~14:00,17:00~20:00/small planet Cafeエリア:平日9:30~17:00(L.O.16:00)・休日11:00~20:00(L.O.19:00)