台湾、65歳以上の高齢者への公費接種開始 コロナワクチン=資料写真

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(台北中央社)台湾は10日、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの公費接種を開始した。台北市の台北栄民総医院の医師によれば、同日午前にワクチン公費接種を受けに来た人のうち半数近くが65歳以上の高齢者だったという。同院では公費接種の定員を増やすなどして接種希望者の増加に対応している。

台湾は3月下旬からワクチンの公費接種を開始した。接種状況は芳しくなく、 公費接種を受けた人は同日午前10時現在で6万7289人にとどまっている。政府は公費接種対象の拡大やワクチン接種休暇の導入などを進め、接種意欲の向上を図ってきた。4月下旬からは自費接種も開始し、自費での接種人数は計2万4760人となっている。

(陳婕翎、江慧珺/編集:荘麗玲)