【5月の惑星予報】運気がスローダウンする1カ月 再チャレンジや見直しのチャンス
――太陽が昼と夜を決め、月が潮の満ち引きを決めるように、普段意識していない天体・惑星も私たちに影響を与えています。惑星予報で1カ月の星の動きを知り、惑星パワーを上手に使っていきましょう!
■5月の惑星予報
『スピーディーでエネルギッシュ』のち『じっくりゆっくり確実さ重視』
★5月の注目DAY★
(1)5/14……木星が魚座へ移動 人との境界線があいまいに
(2)5/23……土星が逆行を開始 課題や試練の見直し時期
(3)5/30……水星が逆行を開始 通信・交通トラブルに注意
■5月の主な惑星の動き
5月は牡牛座に星が集まっている状態で始まります。スローペースな雰囲気が感じられるスタートとなるでしょう。さらに牡牛座にいる星たちには、水瓶座にいる土星から制限や停止のエネルギーも注がれています。早く事を進めたい人や自由に動きたい人にとっては、どこか抑圧感のある星回りといえるかもしれません。
中旬に入る前には、水星と金星は双子座へと移動。これによって運気のスピードアップが期待できそうな配置となります。しかし14日には、今月のハイライトとも言える「木星移動」が起こります。木星は本来、年運を司るといわれている星。昨年末に水瓶座に入り、グレートコンジャンクション(木星と土星の大会合)も起こったため、「風の時代」、「水瓶座の時代」と話題になりましたが、そんな木星が早々に水瓶座から魚座へと動き、せっかく双子座に入った星たちとハードな角度を結んでしまうのです。
魚座エリアには現在、守護星である海王星もいます。魚座や海王星の力は、人や物との境界線を溶解して、あいまいさや不思議な陶酔感を生み出すもの。そこに木星が加わってパワーアップする状態となるため、双子座に入ってスピードアップする星たちの力よりも、魚座の海王星&木星のコンビがもつ「漠然と夢や理想を広げてしまう力」が勝ってきそうです。目的意識を見失ったり、非現実的な夢想に流されないよう、注意が必要となるでしょう。
下旬からは土星や水星の逆行も始まります。惑星の逆行はやり直しや見直しの運気を暗示。思うように物ごとが進まない印象もありますが、そうした行き詰まり感を癒やしてくれるのもまた、魚座の海王星や木星の力だったりします。
では、その複雑な星回りをどのように意識して過ごしていけばいいのか、注目DAYのピックアップを詳しく見ていきましょう!
■5月の注目DAYはこう過ごそう!
(1)5/14……やさしさや共感性にフォーカスして
木星が魚座に移動。基本的に木星は一年にひとつ星座を移動するのですが、今年は例外で、この日から魚座に行き、逆行期間を経て7月にまた水瓶座へと戻ってきます。不確定要素の多い今の世相を象徴するかのようなイレギュラーな移動です。でも魚座は「すべてを受け入れて境界線をなくす」力を持つ星座。ここに木星が入ることをポジティブにとらえると、「多くの人々の立場や価値観の違い」を「愛と慈悲で受け入れて癒やす」という恩恵が期待できます。自分にも他人にもやさしくすることができるとき。やさしさや共感性を意識して、ここからの2カ月半を過ごし始めるとよいでしょう。
(2)5/23……平等精神やデジタル環境の見直し&学び直しを
土星が水瓶座エリアで逆行を開始し、水瓶座の守護星である天王星と、強く葛藤の角度を結びます。先日の木星移動とあいまって、水瓶座の革命・改革パワーが弱まる暗示です。ただし土星は試練を司る星でもあるため、逆行するとその試練のキツさも和らぎます。否応無しに進む社会の変化や未来への不安などに対して、一息つけるときになるかもしれません。また逆行期間は、やり直しや見直しをするのにもよいタイミングです。精神面では「平等」や「博愛主義」について、現実面ではPCやモバイルツールなどの「デジタル環境」などを見直してみましょう。
(3)5/30……約束ごとや連絡事項はしっかり確認を!
水星が双子座エリアで逆行を開始します。知性とコミュニケーションを司る水星は双子座の守護星。そのため本来ならば、双子座は水星の能力を本領発揮しやすい場所ですが、逆行に転じたときは、通常の水星逆行よりもパワーが強くなりがちです。交通や伝達などの混乱がおこる可能性を考えておきましょう。約束ごとは慎重に確認したり、移動時間も多めに見積もるなど、あらかじめ対策を立てて。メールの未着や行き違いなど通信トラブルもチェックが必要です。逆に、知的な学びなどの見直しや基礎固めにはじっくり取り組める好機になるはず。
今月は逆行する天体やハードな惑星角度が増えるなど、停滞感を感じやすい星回りですが、そういうときだからこその再チャレンジや見直しも成果を結びやすくなります。じっくり腰を据えて、長期的な目標を思い描いて進みましょう。
(永沢蜜羽)※画像出典/shutterstock