「Prinker S」使用イメージ

Prinker Korea Inc.(プリンカーコリア)は、2021年3月18日(木)から、家庭用のハンディプリンタ「Prinker S」を日本市場で販売する。化粧品素材を用いたインクが採用されており、カラフルなテンポラリー・タトゥーやイラストを肌にプリントできる製品。同社公式オンラインストアとAmazonで購入でき、公式オンラインストアでの購入の場合には別途に関税が発生する。

Prinker Korea Inc.は、サムスン電子出身のインクジェット印刷技術エンジニアのジミー・リー氏と、マーケターのルーク・ユン氏と、ハードウェア・ソフトウェア開発エンジニアのクリス・リー氏の3名が2015年に創業した。「Prinker S」は、コンシューマー向けとして初の製品となる。

iOSおよびAndroid向けの「Prinker」アプリでは、5,600以上のデザインパターンが提供されており、選んだデザインをBluetooth接続で「Prinker S」本体へと転送。化粧下地となるスキンプライマーを塗布した肌にデバイスを当てて滑らせて転写すれば、1つのデザインが平均して約3秒ほどのスピードでプリントされる。ユーザーがオリジナルデザインを作成することも可能。作成したデザインは、Web上のコンテンツ・プラットフォームで他のユーザーにシェアでき、2021年2月末時点で約35,00のデザインがアップロードされている。

インクの材料は、アメリカ食品医薬品局FDA(Food and Drug Administration)や、EUの化粧品情報管理システムCPNP(Cosmetic Products Notification Portal)が認定する化粧品用のもの。耐水・耐摩擦性があり、プリントしてから1日〜3日ほどは消えないが、水と石鹸で簡単に洗い落とせる。

インクはブラックとCMYK4色カラーの2種で、最大プリントサイズは100(幅)×2.2(高さ)cmで、出力解像度は1,000dpi。インクカートリッジは、それぞれ約1,000回のプリントに対応する。USB経由で充電でき、バッテリー駆動時間は4〜5時間。「Prinker S(+ブラックインク)」は39,990円、「Prinker S(+ブラックインク&カラーインク)」は55,990円で、2021年4月30日(金)までは日本発売記念価格として15%OFFで販売される(上記の価格はいずれも2021年3月18日時点での税込価格)。

Prinker Korea Inc.
URL:https://www.prinker.us/
2021/03/18