アーセナルのオバメヤン photo/Getty Images

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今夏チームを去ることも盛んに噂されたものの、絶対的エースは今季もアーセナルに残留することとなった。名門復活を図るガナーズにとって、このストライカーの慰留に成功したことが非常に大きかったことは間違いない。もちろんそのストライカーとは、ガボン代表FWピエール・エメリク・オバメヤンのことだ。

昨季が契約最終年であったことを受け、シーズン終了後は盛んに移籍の噂が流れていたオバメヤン。最終的にアーセナルとの契約を3年延長することとなったが、彼の去就が確定しない時期に不安を募らせていたファンは多かったことだろう。

しかし、オバメヤン本人の話によると、同選手の中ではかなり早い段階で今夏の残留を決断していたようだ。仏『Canal Football Club』のインタビューに登場した同選手は、アーセナルに留まることを決めた理由を2つ挙げつつ次のように語っている。

「積極的にアプローチをかけてきたのはバルセロナだったけど、その他にもいくつかのオファーは届いていたよ。だけど、2つの理由があって僕はアーセナルにとどまることにしたんだ。1つ目はミケル・アルテタ の存在だね。彼とは新型コロナウイルスによるロックダウン中にかなり話をしたよ。その中で彼は僕を説得し、プロジェクトに必要な選手だと言ってくれた」

「そして2つ目は、ファンからの愛を強く感じたということだ。ここに到着して以来、彼らは僕をクラブの一部として扱ってくれた。今でもそれは変わらないから、残留を決めたんだ。決断を下すのは簡単だったよ。そういったこともあり、自分の心に正直になっただけさ」

リーグ戦中断期間にアルテタ監督と話す機会を得たことで、もうほぼ残留の気持ちは固まっていたというオバメヤン。ファンからの愛情も引き続きロンドンで活躍することを決意した大きな理由となったようだ。アーセナルの前線に必要不可欠な快速ストライカー。オバメヤンはこれからもエミレーツ・スタジアムで最高のパフォーマンスを披露してくれることだろう。