芸能界が狙う「地方局アナ30人」ダントツ1位は朝日放送・斎藤真美アナ
朝日放送の斎藤真美アナ
女子アナといえば、フジテレビや日本テレビなど、在京キー局に注目が集まりがち。しかし地方局にも、地元で圧倒的な人気を誇る女子アナが、数多く存在する。
今回、本誌が入手したのは「全国地方局女子アナ人気ランキング」のデータ。大手広告代理店が、各世代の視聴者およびテレビ業界関係者の合計1000人を対象におこなった、アンケート調査の結果だ。
「地方局のアナウンサーがフリーになり、成功する例は多い。かつての斎藤陽子(長野朝日放送)や山本モナ(朝日放送)が、いい例だろう。
最近では川田裕美(読売テレビ)や、“金沢の暴れ馬” と呼ばれた馬場ももこ(テレビ金沢)が、バラエティで大活躍している。そのため、この調査結果には大手芸能事務所やテレビ局関係者が、おおいに注目している」(テレビ局関係者)
業界が狙う「ご当地女子アナ」は? アンケート調査や業界関係者からのコメントとともに紹介していこう。
ぶっちぎりの1位に輝いたのは、朝日放送の斎藤真美アナ。大阪出身で、入社9年め。2014年から『おはようコールABC』のキャスターを務める “関西の朝の顔” だ。
「身長169cmでスタイルも抜群、フリーへの転身が噂される人気アナとして、業界ではここ数年、常に注目されている存在」(前出・テレビ局関係者)
準キー局在籍ということで、全国ネットの番組を担当することも多く、関西以外でもその顔を見たことがある人は多いだろう。視聴者からも、熱いラブコールがやまない。
「毎朝、斎藤さんの笑顔で癒やされている」(20代男性)
「フリーになって東京に行っちゃうんじゃないかって心配」(40代男性)
テレビ業界からも「ルックス、アナウンス技術など、どれを取っても在京キー局の女子アナ以上」(A局プロデューサー)と、絶賛の声。
ちなみに姉の斎藤裕美は、かつてMBS毎日放送のアナウンサーで、その後フリーに転身している。「31歳の今が、フリーになる最高のタイミングだろう」(B局プロデューサー)という声もあるが、はたして?
大家彩香アナ
続く2位は、札幌テレビの大家彩香アナ。東京出身でフェリス女学院大卒。2014年から、『どさんこワイド朝』を担当している。斎藤アナが “関西の朝の顔” なら、大家アナは “北の大地の朝の顔” だ。
「彼女の魅力は、天真爛漫な性格と愛くるしい笑顔。大泉洋ともたびたび共演し、いまや人気は全国区になりつつある」(前出・テレビ局関係者)
視聴者からは、こんな声が。
「小柄だけど、テレビ映えするメイクやファッションは、とても参考になる」(20代女性)
「そろそろ独立してしまうのではと、ハラハラしている」(30代男性)
大家アナも、フリー転身が心配されているようだ。「『フリーになって大泉洋と同じ事務所に入る』という噂を聞いたことがある」(C局プロデューサー)というから、気になるところだ。
3位は、中京テレビの平山雅アナ。
「アイドル顔負けのルックスで、東海地区で絶大な人気を誇ります」(前出・テレビ局関係者)
「いい意味で、名古屋っぽくないところが魅力」(20代女性)
「女性からも好かれる雰囲気がある」(D局制作部員)
女性人気も高く、「大手芸能事務所が高く評価していて、すでに触手を伸ばしているという噂もある」(制作会社関係者)と、やはりフリー転身の噂あり。
ヒロド歩美アナ
4位は、朝日放送のヒロド歩美アナ。
「お父さんは日系オーストラリア人。大学時代にはミス・ユニバース・ジャパン千葉大会で、ベストパーソナリティ賞を受賞した経験もある。兵庫県宝塚市出身で、大のタイガースファン。かつて、藤浪晋太郎投手との交際が噂されたこともあります」(前出・テレビ局関係者)
六甲おろしを英語で歌える彼女には、視聴者から「藤浪と結婚して、彼を復活させてほしい」(20代男性)という声も。
2020年4月から同局の東京オフィスへ異動しているが、これまで『熱闘甲子園』『芸能人格付けチェック』『朝だ!生です旅サラダ』などの全国ネット番組を担当することが多く、地方局アナというより、キー局アナに近い存在といえる。業界内の評価も高い。
「海外生活が長く、本物のバイリンガルなのは魅力」(A局編成担当)
「仕事の、のみ込みや要領のよさが抜群」(B局編成担当)
5位は、MBS毎日放送の清水麻椰アナ。
「同志社女子大卒で、2019年に入社したばかりですが、人気急上昇中。タレントの内田理央似のルックスで『関西らしくなく、都会的』と言われています」(前出・テレビ局関係者)
視聴者からは、地元に根差した活躍が期待されている。
「今宮戎の福娘だったころからのファン」(20代男性)
「次世代の関西のエース」(30代男性)
この上位5人は、いずれもフリー転身の可能性が高いとみていいだろう。
「基本的に女子アナ志望者は、みんな在京キー局のアナウンサーを目指すんです。しかしそれがかなわず、なんの縁もない地方局に入ったアナウンサーは多い。
もちろん地元愛が強く、そこでずっと頑張る人もいますが、地方局で注目度を高めてから独立→東京の芸能事務所へ、というのが典型的なパターンとなっています」(前出・テレビ局関係者)
気になる年収だが、同じ女子アナでも、さまざまなようで……。
「30歳モデルで、在京キー局ならば1000万円以上、準キー局で800万〜900万円、ローカル局は500万〜700万円。ローカル局でも、規模の小さいUHF局なら300万円台も」(地方局関係者)
6位には、テレビユー山形の渡部有アナがランクイン。
「大妻女子大在学中に、ジャイアンツのマスコットガールで活躍していたことで有名です。山形出身で地元愛が強く、もともと地方局が第一志望でした」(前出・テレビ局関係者)
全国ネットの番組で見ることは少ないものの、地元での人気は絶大だ。
「山形のために頑張ってくれている」(50代男性)
「うちの息子の嫁にぜひ」(50代女性)
谷元星奈アナ
7位は、関西テレビの谷元星奈アナ。
「愛知県出身で入社3年め。千葉大在学中には『ミス千葉大』に選ばれ、雑誌『non-no』の読者モデルも経験。入社直後から冠番組を担当し、最初から大物扱いされていた」(前出・テレビ局関係者)
華やかな経歴の一方、こんな声も。
「美人すぎないところに安心感が」(40代女性)
「表に出すぎない雰囲気がいい」(制作会社P)
『所JAPAN』など、全国ネットの番組を担当することが多く、2019年はドラマ初出演も果たすなど、正統派アイドルアナの王道を行く存在だ。
小林茉里奈アナ
8位のFBS福岡放送・小林茉里奈アナは、元AKB48。5年間在籍したAKB48を2015年に卒業し、2018年に入社した。
「最初は、『なんで福岡に来たの』と思ったけど、ぎこちない感じも魅力で大好き」(20代男性)
「最近、『ハケンの品格』の番宣でダンスを披露した動画がバズりました。さすが元アイドル、キレッキレのダンスでした」(前出・テレビ局関係者)
河野未来アナ
9位は、あいテレビの河野未来アナ。地元出身で愛媛大卒、学生時代には「みかん大使」に選ばれた、まさに “愛媛の至宝”。
「ほかの地域からやってくる女子アナばっかりだっただけに、応援したい」(30代男性)
「すでに同局のエース的存在。同局には、ほかにも美人アナが多数在籍。女子アナ好きは要チェックです」(前出・テレビ局関係者)
佐野伶莉アナ
10位の静岡朝日テレビの佐野伶莉アナには、好意的な声が目立った。
「静岡県富士宮市出身で2016年入社。大学時代に『ミス明治学院』に選ばれています」(前出・テレビ局関係者)
「ルックス、性格、アナウンス能力と、地方に置いておくにはもったいないほど」(C局編成担当)
「しゃべり方や立ち振舞いが、ちゃらちゃらしていなくて好感が持てる」(40代女性)
地方局の人気女子アナを見つけるのは楽しいもの。視野を「GoToローカル!」に広げ、“ダイヤの原石” を探す旅に出かけたい。次のページでは、ランキングのベスト30と、惜しくもベスト10入りを逃した注目アナを紹介する。
熊本放送の糸永有希アナ
【まだまだいるぞ! 注目の地方局アナ】
●11位/糸永有希アナ(熊本)
しっとりとした正統派美人。「テレ東・大江麻理子に似ている」(A局編成担当)との声も
●12位/澤田愛美アナ(青森)
ニュージーランド人の母と日本人の父とのハーフ。かつて「Amy」の名でモデルとして活躍し、CMに出演経験あり
●17位/海平和アナ(京都)
愛称は「なごみん」。「元気があって、地元の町内会のアイドル的存在」(30代男性)
●18位/石神愛子アナ(愛知)
2014年に、鹿児島テレビから移籍。鹿児島時代に局アナ対抗「歌下手王者決定戦」に出場した
●19位/淵本恭子アナ(岡山)
フェリス女学院大時代に、『BSフジニュース』のキャスターを務めた。「岡山にあっては逸材」(30代男性)
●22位/高橋春花アナ(北海道)
「『セーラー服が似合うアナウンサー』として話題になった」(テレビ業界関係者)
●23位/岡部里香アナ(富山)
「富山県民にはない、あの明るさは、テレビを観ていて気持ちが晴れる」(30代男性)
●25位/小田久美子アナ(長崎)
「学生時代に、長崎市観光親善大使『ロマン長崎』に選ばれて、注目を集めた」(40代男性)
●26位/石沢綾子アナ(北海道)
「石沢アナがテレビに出てると落ち着く」(30代女性)。今回のアンケート実施後に、MCを務める番組の卒業と退社を発表
●27位/染矢すみれアナ(長崎)
「チャームポイントの、たれ目がかわいい。産休後に復職してくれるか心配」(20代男性)
●28位/高橋真理恵アナ(大阪)
大学時代にドイツに留学。「街で見かけたけど背が高くて、ひと際目立っていた」(40代女性)
●29位/稲葉千秋アナ(青森)
「丸顔で、いかにも青森って感じに好感」(30代男性)
「同局の澤田アナとは対照的」(20代女性)
●30位/熊谷明美アナ(北海道)
「もともとは関東の人だけど、今ではすっかり『札幌の顔』という感じかな」(30代女性)
※アンケート調査は大手広告代理店が5月末に、10代〜50代の男女視聴者およびテレビ局・制作会社関係者など、合計1000人を対象におこなったもの。地方局の「好きな女子アナ」「かわいい女子アナ」「番組で使いたい女子アナ」を3人選んでもらい、1位=5ポイント、2位=3ポイント、3位=1ポイントで集計
(週刊FLASH 2020年8月11日号)