中国は5月5日、長征5号Bロケットの初打ち上げを実施しました。打ち上げは成功し、搭載されていた次世代宇宙船は目標軌道へと投入されました。


今回長征5号Bが打ち上げたのは無人状態の宇宙船で、熱シールドやパラシュートのテストが実施されます。また、同宇宙船には6〜7人の搭乗が可能です。


そして長征5号Bは、地球低軌道に25トンのペイロードの打ち上げが可能な大型ロケットです。今回のミッションでは、打ち上げから約8分後にロケットとカプセルが分離されました。


長征5号Bは中国の次世代国際宇宙ステーションの建設や、宇宙船の打ち上げに使用されます。また、今年の夏には「天問一号」と呼ばれる火星探査ミッションの打ち上げにも利用される予定です。


 


Image: CCTV
Source: Space.com
文/塚本直樹