“渋谷原宿系アイドル”chuLa・桜木妃奈「昔は先生に消しカスを飛ばす問題児でした（笑）」
彼女は、大学1年生でアイドル活動をはじめるまで、芸能界への憧れを抱いたことはなかったという。そんな彼女が、なぜアイドルの道に進むことを決めたのか。意外すぎる子供時代から、アイドルになった経緯までたっぷり聞いた。（2回連載の1回目）
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──まずは、簡単な自己紹介をお願いします。
桜木 chuLa（チュラ）の桜木妃奈、ピチピチピンク担当です。グループ最年長の22歳なので、自分ではお姉さんキャラのつもりなんですが、メンバーには“やばいやつ”って思われています（笑）。
──小さな頃はどんなお子さんでしたか？
桜木 幼稚園から小学校の頃は友達がいなかったので、家でゲームをして遊ぶことが多かったですね。父が持っていたテトリスやバイオハザードにハマっていました。小学校6年生のときにAKB48のまゆゆ（渡辺麻友）さんが好きになって、CDを買ってめちゃくちゃ握手会に行っていました。でも、「アイドルになりたい」とかは一切なくて、大学を卒業して結婚してっていう真面目なルートを想像していました。
──堅実派ですね。勉強はできるタイプでしたか？
桜木 勉強を頑張ったのは、中学受験のために勉強していた小学校高学年の頃だけですね（笑）。中学生になってからは、スカート丈を短くしてネイルをしたり、先生に消しカスを飛ばしたり、かなり問題児だったと思います。真面目な学校だったので、同級生の中でも目立っていました。高校生になってから少し落ち着いて、ストリートダンス部で頑張るようになったんです。ヒップホップダンスを中心に練習していたのですが、はじめて「踊るのって楽しいんだ！」と感じた瞬間でしたね。
──自分自身がアイドルになりたいと思うようになったのはいつ頃でしょうか？
桜木 大学では心理学部に進んだのですが、すぐに勉強が難しくて挫折しちゃって……。「アイドルだったら、単位落としても周りから怒られないかも！」っていう甘い考えでアイドルになることを決めました（笑）。
──衝撃的なきっかけですね（笑）。そこからchuLaに所属するまでの経緯は？
桜木 大学1年生の9月にアイドルグループ「ニコニコ▽LOVERS」の（▽の正式表記はハート）撮影会に参加して、そこに集まったメンバーでグループを作ることになったんです。結成後半年くらいは活動したんですけど、王道のアイドル感が自分とは合わずに短期間で辞めてしまいました。これからどうしようかなと思っていたときに、同じ学部に通っていた子に誘ってもらって今の事務所に所属することになったんです。
──chuLaはどんなグループですか？
桜木 chuLaはスペイン語で「かわいい女の子」という意味があって、CuteのC、Happinessのh、Upperのu、LoveのL、Activeのaの頭文字をとってグループ名が付けられています。渋谷原宿系グループなので、BPM（楽曲のテンポを表す単位）が200以上の明るくてポップな曲が多いですね。ライブではいつも激しく元気に踊っています！
──唯一の初期メンバーとのことですが、メンバーが入れ替わる中で苦労したことは？
桜木 結成当時からずっと5人で活動してきたんですけど、昨年の春8人になったタイミングで雰囲気もガラッと変わりました。5人の頃はまんべんなく仲良い感じだったんですが、どうしても人数が増えると移動中も分かれてしまうんです。「最年長の初期メンバーだから、私がまとめないと」って思っていたんですが、最初の頃は思うようにまとめられませんでした。今はみんな仲良く活動できているんですが、グループ再編当初は悩むことも多かったです。
──現在の活動内容を教えてください。
桜木 ライブを月に22本くらいやっています。3月はリリースイベントが多かったので、東京以外にも名古屋や大阪にも行きました。東京以外の場所でイベントができたのは嬉しかったんですけど、東京と比べるとお客さんが少なかったので、そこが今後の課題ですね。今はグループの活動がメインなので、今後は個人の活動にもチャレンジしていきたいです。
>>続く
（取材・文／山本杏奈）
▼chuLa（チュラ）
2017年5月にライブデビューした渋谷原宿系アイドルユニット。BPM200以上の超ハイテンポなアッパーチューンを届ける。2周年を迎えた2019年に、新メンバー4人を含む8人体制となった。2020年5月26日（火）に1stシングル『完全無敵あいうえお』をリリースし、メジャーデビューする。
▽桜木妃奈（さくらぎ・ひな）
2月27日生まれ。ピチピチピンク担当。現在唯一の初期メンバー。
Twitter：＠___hinachan227
