画像はイメージです(以下同)
 新型コロナウイルスの流行が拡大するにつれて、色々なデマが出てきて騒ぎになっています。

「新型コロナウイルスは26〜27度のお湯で死ぬので白湯を飲むといい」「中国から原材料が輸入できなくなり、日本からトイレットペーパーが消える」といったデマに流されてしまう人が続出。ドラッグストアからマスクや消毒だけでなく、紙製品までなくなるという異常事態が起きました。

 そんな中「普段は冷静な親から、どう見てもデマなメールが回ってきて驚いた」という声も。私たちの親世代の中には、スマホやインターネットに不慣れなためにネット情報を“検証”する手段を知らないという人も多く、ウソの情報に騙されてしまう可能性があります。

 そこで今回は、「今こそ親子で話したい、デマを見抜く方法」をお伝えします。記事の最後には、そのまま親御さんへ転送できる「まとめ」も載せておきますので、ぜひ活用してくださいね。

◆どうしてデマを信じてしまうの?流されないためには?

 特に今回は、友人や知人、親戚という「信用できる人」からデマが回ってきたことで、疑うことなく信じてしまう人が多かったようです。これはとても厄介。デマが回りやすいときだからこそ、信頼できる人が親切心で送ってくれた情報でも、「その人が持つ情報を疑う」という、今までとは違う行動をする必要があります。

 ではどうやって、目の前の情報を疑えばいいのでしょうか。ポイントは以下の通り、非常にシンプルで当たり前のことばかりです。

(1)書かれた情報をよく読む
 例えば今回流れた「26〜27度の白湯を飲むといい」という情報。よく読めば「26〜27度」は体温より低い温度。水の温度としては、かなり常温に近いことわかります。少し考えるだけで、この情報がおかしいことに気づくことができますよね。
 インパクトの強い内容ほど、一言一句きちんと読むことが、デマを見抜く第一歩です。

(2)発信源を確認する
「知り合いのお医者さんが」「自衛隊に勤めている人から」などと書かれていると、まるで信頼に値する情報に感じるかもしれません。でも、誰が発信したか、というのは情報の信頼性を確認する上で欠かせない情報です。例えば「調査概要が記載された統計か」「大手メーカーや大学、公共機関の統計や研究結果であるか」「新しい情報か」「信頼できるメディアの情報か」などは要チェック。それらが確認できないものは、人に広めない方が良いでしょう。

 また有名人がシェアしているから安心と思うのも危険です。彼らも時に、誤情報と知らず拡散してしまっていることがあります。それに、偏った発言を繰り返してネット上で炎上している著名人もいますよね。

(3)あらためて検索する
 情報を受け取ったら、ネットにはどのような声があるのかを確認。いろんな角度の意見をみることで、冷静に考えるきっかけにもつながります。
 たとえば、「新型コロナウイルスに花崗岩(かこうがん)が効く」という情報が流れてフリマアプリなどでも多数販売されていますが、今「花崗岩」と検索すると、上記がデマである旨の記事にすぐヒットします。

(4)写真は本物か考える
 トイレットペーパー騒動では、ユーチューバーのHIKAKINが大量のトイレットペーパーに囲まれた画像とともに、「HIKAKINが買い占めた」というデマも流れました。実はその画像、彼が何年も前に投稿した動画のキャプチャだったのです。ほかにも過去の災害時には、まったく関係のない過去の写真が、いかにもリアルタイムの画像かのようにツイートされ、ネットに拡散されるということが多く起きています。
 Google検索サイトでは、画像を使用した検索も可能です。本当にリアルタイムの画像なのか、過去の画像をコピーして再利用したモノではないのかなど、慎重に見極めるようにしましょう。