新型コロナウイルスの検査を行うソウル・国立中央医療院(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市は3日、南東部・大邱にある教会で新型コロナウイルスの集団感染が発生した新興宗教団体「新天地イエス教会」について、感染を拡大させた責任が大きいとして、同団体が設立した社団法人の許可を取り消すと明らかにした。

 

 同市によると、ソウル市内には同団体が2011年に設立した法人が1カ所ある。地方自治体は関連法に基づき、法人が「設立目的外の事業遂行、設立許可条件の違反、その他公益を害する行為」などを行った場合に法人設立許可を取り消すことができる。

 ソウル市の関係者は、「新天地は政府と防疫当局に積極的に協力する義務があるにもかかわらず、信者の名簿を遅れて、または虚偽の内容で提出し、全数調査を組織的に拒否しており、現在も偽装した施設で布教や集会を続けている」として、「公益を害する行為」の根拠に挙げた。