行方不明から2カ月を前に心境を話す小倉美咲さんの母とも子さん。父雅さん(右)も同席し、取材に応じた=2019年11月16日、甲府市

写真拡大

 山梨県道志村のキャンプ場で千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)が行方不明になってから21日で2カ月となる。

 「日にちがたてばたつほど家族の傷は深くなる」。母とも子さん(36)、父雅(まさし)さん(37)が朝日新聞の取材に苦しい胸の内を明かした。

 両親はピースサインをする美咲さんの写真が入ったチラシ35万枚を作り、配り続けている。道志村や周辺地域だけではない。甲府市のほか、千葉、東京など首都圏の駅、商業施設でも配布する。全都道府県警にも送り、警察署に掲示してもらうなど広く情報提供を呼びかけている。

 とも子さんは「これだけ捜しても見つからなくて、全国のみなさんのすぐ近くにいるかもしれない。短い時間で捜せる範囲で構わないので、みなさんの目と耳をお貸しいただけたらありがたい」と訴える。

 美咲さんは9月21日、とも子さんと姉、友人ら計27人で道志村の椿荘(つばきそう)オートキャンプ場を訪れた。午後3時40分ごろ、おやつを食べた後、先に遊びに行った友達を追ってテントを離れ、数十メートル先でとも子さんが見たのを最後に行方がわかっていない。

 警察や消防、自衛隊などは16日間にわたり延べ1700人でキャンプ場周辺を捜索したが見つからなかった。10月の台風19号でキャンプ場は大きな被害を受け、民間ボランティアによる捜索も中断している。

 情報は山梨県警大月署(0554・22・0110)へ。(野口憲太)