11月10日早朝、有名トレーダーKAZMAXこと吉澤和真容疑者(30)が麻薬取締法違反の疑いで警視庁渋谷署に逮捕されたことがわかった。吉澤容疑者は渋谷区にあるクラブから出てきたところを職務質問されたという。警察関係者によると、「早朝に職務質問をして渋谷署に連行した。尿検査で陽性が出たので、午前11時に逮捕した」という。

【写真】警察官から職務質問を受けるKAZMAX


職務質問を受ける吉澤容疑者

「いつか捕まるだろうと思っていた」

「早朝4時半頃、KAZMAXは渋谷区のクラブ『X』から出てきたところを私服警察官に取り囲まれました。その時男性4、5人と一緒だったのですが、彼らは蜘蛛の子を散らしたように逃げて行きましたよ。KAZMAXは最近コカインやMDMAにハマっていて、クラブでも隠すことなく使用していた。いつか捕まるだろうとは思っていました」(クラブ『X』の客)

 吉澤容疑者は1989年、千葉県生まれで明治大学の出身。2013年に実家が経営していた会社が倒産したことをきっかけに、株、FX、先物等を中心とした専業トレーダーになったという。吉澤容疑者がトレーダー界隈で名を馳せるきっかけになったのが2017年の仮想通貨バブルだ。

「当時、仮想通貨の激しい値動きによって資産額が1億円に到達した人、通称“億り人”が続出した。KAZMAXもそのうちの1人で、数年で億万長者へと上り詰めたのです。そして自分もKAZMAXのように巨万の富を手に入れられるかもしれないと、若者を中心に、これまで投資に縁のなかった層が市場に雪崩れ込んだ。KAZMAXはそんな投資初心者を対象に、月額3万円の会員制オンラインサロン『KTS(KAZMAX Trader’s Salon)』を立ち上げ、最盛期には会員が5500人を超えたこともありました」(KAZMAXの知人)

“サロン砲”以降、人間関係が変わっていった

「週刊文春デジタル」では「《金融庁も重大関心》資産50億円トレーダー・KAZMAX氏の手口を元側近が告発 サロン生を食い物に」で、オンラインサロンの会員を“サロン砲”と呼ばれる手口で自分や仲間の利益の為に利用していたと報じた。

 報道後、吉澤容疑者は自身のTwitterで「当サロンは適法に行われており、事実無根の内容でございます」と否定した後、「大切なサロン生の皆様に、不信感を招くような事態を引き起こしてしまい、誠に申し訳ありませんでした」などの謝罪を複数回投稿していた。

「KAZMAXの言い訳を信じる会員はほとんどおらず、“サロン砲”騒動以降、会員数は激減しました。KAZMAXに心酔する信者は残っていますが、多くが離れていった。現在の会員数は200人ほどになっていると聞いています」(同前)

 サロンの会員が減っていくにつれ、人間関係も変わっていったという。

「“サロン砲”騒動以降、付き合いのあった経営者や芸能関係者らも、KAZMAXと距離をとるようになっていきました。『金があれば、芸能人でも誰でも俺のために動く。俺にとっては端金だ』などと言って、仲間たちに豪奢な食事をふるまい、ラウンジやキャバクラでシャンパンを開けるといった生活を続けていましたが、みんなリスクをとってまで付き合いたいとは思わなかったのでしょう。元々、彼の横柄な態度に辟易していた人は多かった」(同前)

 しかし、吉澤容疑者から人が離れていった原因はそれだけではない。

「ここ1、2カ月前から、KAZMAXはコカインなどの薬物を乱用するようになったんです。それに伴って“コカイン仲間”が増え、彼らと共にバーの個室などで酒を飲みながらコカインを吸うといった日常が続いていた。それを知った“健全派”の友人らは、一刻も早くKAZMAXと距離を取ろうと話していたそうです」(同前)

ジャンキーの友人や女の子を薬物で“釣る”

 吉澤容疑者は大量のコカインなどを自慢げに見せびらかすことさえあった。

「薬物はKAZMAX本人がバーやクラブに持ち込んでいました。逮捕の1週間くらい前も、バーの個室でプラスチック袋に入った大量のコカインを『これかなり上質でやばい』と周囲に自慢していた。”健全派“の友人が付き合わなくなったため、ジャンキーの友人や女の子を『今日はマジやばいのあるから来て!』などと薬物で“釣って”遊んでいました」(同然)

クラブの入り口付近で職務質問を受けた

 吉澤容疑者が逮捕された11月10日も、薬物仲間とクラブで集まっていたときのことだったという。

「この日、KAZMAXは男性4、5人を引き連れてクラブを訪れました。いつものようにVIP席に入り、酒と一緒にKAZMAXが持ち込んだコカインを使用していたそうです。この日はコカイン以外の薬物もあったとも聞きます。アルコールと薬で気が大きくなったからか、クラブ内で他の男性客らと派手にケンカをしていました」

 吉澤容疑者がクラブを出たのは早朝4時30分を過ぎた頃だった。そこで、入口付近にいた警察官から職務質問を受けた。

「KAZMAXが声を掛けられた瞬間、友人らは全員その場から猛ダッシュで逃げていきました。クラブ付近で人が大勢居た為か、警察はKAZMAXを付近の駐車場に連れて行き、持ち物や身体検査をされていました。『尿検査もするから』という警察官の声も聞こえました。しばらくするとパトカーが到着し、KAZMAXが連行されていきました」(職務質問を目撃した人物)

 現在、吉澤容疑者は渋谷署の留置場にいるという。

(「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル)