先制ゴールを決めた岩渕を中島が祝福。なでしこジャパンがカナダに快勝した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 なでしこジャパンが東京五輪へ向けて、幸先のいいリスタートを切った。

 国際親善試合の日本女子代表対カナダ女子代表の一戦は10月6日、IAIスタジアム日本平で行なわれ、日本が4-0で快勝した。

 日本のスタメンは、GKに山下杏也加、最終ラインは右SBに清水梨紗、左SBは宮川麻都、CBはキャプテンの熊谷紗希と南萌華のコンビ。ボランチは杉田妃和と三浦成美のコンビ。2列目は中島依美と長谷川唯が務め、2トップは菅澤優衣香と岩渕真奈が起用された。

 日本は立ち上がりの6分に早くも先制。清水のインターセプトから中島、菅澤との連係から再び中島が受けて右サイドを持ち上がる。最後は中島からの折り返しを岩渕が右足で押し込んだ。

 前半は一進一退の攻防となり1点リードで終えた日本だったが、後半に攻撃陣が爆発。65分に長谷川のミドルのこぼれ球を途中出場の籾木結花が押し込んで2点目を奪う。リードを広げた日本はさらに72分、最終ラインの裏に抜け出した岩渕が相手を引き付けてラストパス。これを長谷川が右足で押し込み、3-0とする。

 日本は終了間際の92分にも、代表復帰を果たした途中出場の田中美南がシュートを放つと、こぼれ球をやはり途中出場の小林里歌子が押し込みダメ押しの4点目。なでしこジャパンが4-0でカナダを圧倒した。

 なでしこジャパンは、6月のワールドカップ後初めてのテストマッチとなった一戦で、ワールドカップ16強の相手に見事な快勝劇を見せ、来年の東京五輪に向けて幸先のいいリスタートを切った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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