インフルエンザ: 定点当たり報告数(2009年〜比較)

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インフルエンザの患者報告数が、2009年に次ぐ勢いで急増している。

国立感染症研究所が17日に公表した最新データ(2019年第36週:9月2日〜8日分)によると、全国の患者報告数は前週からほぼ倍増し、全国約5,000の定点医療機関当たりの患者数は0.77人と、6週連続で増加。39都府県で前週を上回った。2009年から2018年までの直近10年間の同時期と比較すると、大流行した2009年の2.62人に次ぐ勢いだ。

都道府県別では、定点当たり34.1人の沖縄が最多で、これに宮崎(1.17人)、千葉(0.87人)、長崎(0.84人)、石川・鹿児島(0.73人)、山口(0.72人)、山梨(0.68人)、静岡(0.65人)、和歌山(0.61人)、福岡・大分(0.59人)と続く。

また、東京都感染症情報センターが18日に公表した翌週のデータ(2019年第37週:9月9日〜15日分、国立感染症研究所は24日に全国集計を公表予定)によると、東京都内の1医療機関当たりのインフルエンザ患者報告数は前週の0.49人の2倍近い0.95人となった。

例年、インフルエンザワクチンが流通するのは10月以降。それまでは外出後の手洗いや室内における適度な湿度の保持など基本的な対策を心がけよう。

【出典・参考】

厚生労働省: インフルエンザQ&A(『平成30年度』版/2019年9月19日現在)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

国立感染症研究所: 感染症発生動向調査 週報(IDWR)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr.html

東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/

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