PASMOもポイント還元、10月1日に開始 電車移動は対象外
10月1日より消費税が増税され、多くの商品やサービスは10%になります。政府は消費の落ち込みを軽減にするためにも軽減税率を導入します。ただ軽減税率は、私たち日本人にとって初めてのことになるので、慣れるまでしばらく時間がかかりそうです。

そして軽減税率とは別に消費の落ち込みを軽減させるための施策の一つが「キャッスレスポイント還元サービス」です。 簡単にいえば、対象店舗で対象の支払い方法。主に電子マネーやクレジットカードで支払いをすることでポイント還元を受け取ることができるサービスです。

対象店舗は全国で60万店舗まで拡大されると期待されており、日常買い物をしている店舗が対象店舗になるかもしれません。そして先日にはJRのSuicaが「キャッスレスポイント還元サービス」に参加することが発表されました。

この記事では、Suicaに次いで、PASMOが10月1日より「キャッスレスポイント還元サービス」に加盟することが正式発表されたのでまとめたいと思います。

9か月の期間限定サービス


今回新たに始まる、主に私鉄で採用されている交通系ICカードPASMOを通して開始するポイント還元サービスの正式名称は「PASMOキャッシュレスポイント還元サービス」です。

対象期間は、2019年10月1日〜2020年6月30日までの9か月間限定。参加するためには、9月17日から利用できる専用サイトで会員登録する必要があります。

ここで嬉しいのは、持っているPASMOが記名・無記名関係ないところ。PASMOで普段私鉄やバスをよく使うユーザーはぜひ会員登録をしておきたいところです。

ポイントの集計期間ですが、第1期が2019年10月1日〜2019年12月31日まで。第2期が2020年1月1日〜2020年3月31日まで。そして第3期が2020年4月1日〜2020年6月30日まで大きく3の期間に分かれています。

▲まずは年内が第1期集計期間。ホリデーシーズン含めてPASMOでいろいろ買い物したいところ。

第一期・第二期・第三期の各ポイント集計期間終了後、登録したメールアドレス宛に通知がくるので、そこでどれくらいのポイントが還元されるのか確認することができます。ただ具体的な還元時期について、別途送られてくるメールを確認する必要があります。

全国60万店舗が対象店舗に。


ポイントを貯める方法としては、対象店舗で買い物をすること。これにより、最大5%のポイントが還元されます。ただしフランチャイズ店に関しては最大2%の還元になります。普段よく使う店舗が対象店舗になるかは事前に確認しておきたいところです。

▲CASHLESSのマークが設置されている店舗が対象店舗。非常に分かりやすい目印に。

そしてポイントの還元方法ですが、還元ポイントの通知メールと登録したPASMOを還元場所で手続きをすると還元することができます。還元場所は9月17日より専用ページで確認することができます。対象店舗と合わせて確認しておきたいところです。ちなみに1ポイント=1円です。

ただポイントを還元する際にいくつかの注意点があります。

1.還元場所によって対応時間が異なること。

2.1集計期間の還元上限額は2万円まで。

3.PASMOの残額と還元額の合計で2万円を超える場合は還元ができない。(還元額の分割・繰越はできない)

PASMOは最大で2万円までしかチャージすることができません。なので、仮に還元ポイントが最大の2万円である場合、PASMOの残額を0にしてから還元手続きをする必要があります。

ポイント還元サービスをうまく利用することで、3つの期間合わせて最大で6万円のポイントを還元してもらうことができます。非常にいいサービスですよね。還元されたポイントをPASMO対象店舗で、最大で2万円ずつ、ちょっとした贅沢や、買い物をすることができます。

1回の買い物で最大5%のポイント還元であることからも、最大2万円のポイント還元を受けるためには、それなりの金額をPASMOでする必要があります。ですが毎日のちょっとした買い物をPASMOで支払うことでポイントが貯まるのお得な気分になれて嬉しいですよね。

今回のPASMOにしろ、先日発表されたSuicaにしろ、ポイント還元サービスは期間限定となりますが、その効果で、PASMOなど電子マネーが使える店舗がもっと増えるとユーザーとしても利便性がかなり高くなるので期待したいところです。

9月17日より会員登録が可能なので、PASMOを普段使っている人はぜひ登録して、ぜひ「キャッスレスポイント還元サービス」を有効的に使いましょう。