24時間働く「コンビニ・ロボット」、人手不足の解消なるか
HCI(大阪府泉大津市)とロボプラス(兵庫県伊丹市)は、コンビニやスーパーマーケットの飲料を自動で補充するロボットシステムを共同開発した。店内で缶やペットボトルの飲料を陳列する冷蔵ショーケースの裏側から、6軸多関節ロボットが24時間自動で商品を補充し、繁忙期の商品切れも防ぐ。人手不足で24時間営業の継続が課題のコンビニなどに8月から提案を始める。
HCIとロボプラスはロボットシステムインテグレーター。同システムは庫内の保管棚への商品補充と、保管棚からショーケースへの陳列の両方を自動化できる。保管棚からショーケースに補充する時間は1本約20秒。
ロボットに付けたセンサーでショーケース内の商品数を常時監視し、商品が減ると、保管棚から取り出した商品のバーコードを1本ずつ確認し、商品正面を前に向け陳列する。タブレット端末で離れた場所から保管棚や陳列棚の補充状況を確認でき、在庫切れなどの通知も受け取れる。
システムはHCIが製造し、ロボプラスが販売を担う。価格は未定だが、ショーケースや保管棚を除いたシステムのリース料は月30万円程度(消費税抜き)としたい考え。8月から小売業に提案し、顧客要望を取り入れて改良を重ねる計画。
コンビニの店頭で、総菜を加熱調理して顧客に提供する「ホットスナックロボット」―。コネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也社長、03・4520・5786)が開発したロボットは、客がパネルで「アメリカンドッグ2本、からあげ串3本」などと注文すると、ガラスケース内から総菜を指定本数取り出し、フライヤーで揚げて調理し、できたての状態で提供する。ケース内に総菜が足りなくなると、後方の冷蔵庫の扉を開け、補充する。
総菜は串に“刺してある”ため、ロボットが作業しやすいのもポイント。串や陳列ケースに異なる色のマークを付けることで本数管理も容易になった。
味や品質を均一化できるメリットもある。今後はコロッケやフライドポテトのような“柔らかくてロボが扱いにくい商品”も、ハンドの工夫などで対応する計画だ。
