中国人民解放軍の兵士(2017年6月30日撮影、資料写真)。(c)DALE DE LA REY / AFP

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【AFP=時事】中国政府は24日、国防白書を公表し、軍のハイテク化を目指す姿勢を強調した。また米政府を世界の戦略的安定性を損ねていると非難し、台湾独立の動きには武力行使も辞さない構えを見せた。

 白書は「国際間で戦略競争が増大している」と説明した上、米国が国家安全保障と防衛戦略を調整しながら「一方的な政策」を取っていると指摘。

 さらに米国について「主要国間の競争を引き起こし、激化させ、防衛支出を著しく増加し、核、宇宙、サイバー、ミサイルに関する能力をさらに追求し、世界の戦略的安定性を損ねている」と批判した。

 一方で、中国人民解放軍(PLA)が「世界トップの軍隊に大きく後れを取っている」ことを認め、さらなる最先端技術の導入を目指す姿勢を示した。

 そして人工知能(AI)やビッグデータ、クラウドコンピューティングに加えて「ITを基にした新たなハイテク軍事技術」の利用拡大にも言及し、戦争が「知能の戦い」へと進展していると指摘した。

 中国の防衛費は米国に次ぐ世界第2位だが、中国は今年の防衛費を7.5%増やす意向をすでに示している。

 白書は新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)、チベット、台湾にも言及しつつ、「中国は再び統一されなければならず、きっとそうなるだろう」「中国は国家の主権を守るための断固たる決意と能力があり、あらゆる者による中国からの分離を決して許さない」と強調した。

【翻訳編集】AFPBB News