(画像は日本テレビ系「スッキリ」番組公式ウェブサイトより)

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2019年7月22日放送の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)が「神回」「報道魂を感じた」などとツイッターで反響を呼んでいる。

番組MCで「極楽とんぼ」の加藤浩次さんは、自身の所属事務所である吉本興業への憤りを隠さず、「経営陣の刷新」を訴えた。

松本人志に「辞めるとか言わないでいただきたい」

同番組では約90分間にわたり、20日に行われた「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんと「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さんの謝罪会見を取り上げ、CMを挟まず約30分間、出演者による討論を行った。

加藤さんが最も声を荒げて訴えたのは、「吉本興業の経営陣の刷新」だった。

吉本興業の大崎洋会長、岡本昭彦社長に対し、

「会社のトップが責任を取らない会社って機能しているのかな」「今の会長、社長の体制が続くなら、僕は(会社を)辞めます」

などと変革を求めた。

同じく吉本興業所属の「ハリセンボン」の近藤春菜さんはこうした加藤さんの発言を受け、

「(ダウンタウンの)松本(人志)さんや加藤さんにメディアの前で、こういう究極の話をさせてしまっているということを、会社の方は感じてください」

と涙ぐみながら語った。

前日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で松本さんは大崎会長が「これ以上騒動が大きくなるようであれば、進退を考えなければいけない」と話していたことを明かし、「大崎さんがいなかったら僕も辞める」などと発言していた。大崎会長は、ダウンタウンをデビュー直後から支え続けた人物だ。

加藤さんは先輩である松本さんに意見するのは「本当につらい」と前置きしながらも、「絶対に変わらなきゃダメ」だと経営陣に対する思いは譲らず、松本さんに対しても

「辞めるとか言わないでいただきたい。新しい会社を松本さん中心につくっていただきたい」

と訴えた。

「加藤男気スゲー」「放送した日テレも凄い!」

放送直後、加藤さんをはじめ、番組の報道姿勢に称賛の声が相次いでいる。

「今日のスッキリ......神回だわぁ...もらい泣き。加藤男気スゲー」「スッキリ斬り込んだな!加藤浩次も凄いけど放送した日テレも凄い!」「報道のあるべき姿、みたいなものを見た気がした」「問題の核心に唯一?局として番組として触れて、CM挟んだりせずに伝えた日テレとスッキリスタッフにも報道魂を感じた!」「加藤さん、株主と会社の関係を的確にコメントできてる」

また田村さんが会見で、吉本興業側が「(テレビ局の)在京5社、在阪5社は吉本の株主だから、大丈夫やから」などと発言した、と明かしたことを受けて、加藤さんは

「株主のほうが権限ありますからね。本当に(発言意図が)わからない」

といぶかしげな面持ちだった。