中国メディアは、蘭州ラーメンブームが起きた日本に留学している中国人男性がある日、ネット上で「蘭州牛肉麺」と書かれた日本のカップ麺の写真を発見したと紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・東方網は2日、以前蘭州ラーメン専門店が開店してちょっとしたブームが巻き起こった日本で、蘭州ラーメンの味を再現したというカップ麺が複数作られていたことを紹介する記事を掲載した。

 記事は、蘭州ラーメンについて、中国人にとっては「どこにでも店があっていつでも食べられる」という認識だとする一方、日本人にとっては本場の蘭州ラーメンを食するチャンスは決して多くないと説明。それゆえ、長い行列に並んでまで食べようとする姿が見られるのだとした。

 そのうえで、蘭州ラーメンブームが起きた日本に留学している中国人男性がある日、ネット上で「蘭州牛肉麺」と書かれた日本のカップ麺の写真を発見したと紹介。「なんと日本人は蘭州ラーメンのカップ麺まで作ってしまったのだ」と伝え、その味が本場の蘭州ラーメンにどれほど近いのかと興味を示した。

 そして、同じく興味を持ったこの男子留学生はすぐさま実物を探し求め、麺を油で揚げている蘭州牛肉麺味のヌードルと、ノンフライ麺を使用した蘭州ラーメン風の商品の2種類を手に入れたことを伝えている。

 男子留学生はまず牛肉麺味のヌードルを試食。「蓋を開けると具がたくさん入っており、お湯を注いでしばらく待ち、添付のラー油を入れて混ぜれば完成だ」と紹介したうえでいざ実食した結果、「がっかりした。パクチーの味ばかりして、蘭州ラーメンとは完全に別の物になってしまっている」と厳しめの評価を下した。

 一方で、蘭州ラーメン風ノンフライ麺については「麺は見た目にもコシがありそうでなかなかだと思ったのだが、実際に食べてみてまさか本当の蘭州ラーメンの感覚が味わえるとは思わなかった」とその再現度を高く評価していた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)