ロナウドとペレス会長  photo/Getty Images

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これまで数多くのスター選手を獲得してきたレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長。その中で1番の成功と言える補強はどの選手だったのだろうか。

スペイン『MARCA』によると、ペレス会長の答えはクリスティアーノ・ロナウドだ。これは当然の答えだろう。2009年の夏、ペレス会長はロナウドに加えてカカー、カリム・ベンゼマ、シャビ・アロンソらスター選手を次々と獲得し、新たな銀河系軍団を作り上げた。このうち残っているのはベンゼマだけだが、ロナウドの獲得はあらゆる面で大成功だった。

昨季までレアルはチャンピオンズリーグを3連覇したが、これもロナウドのおかげと言っていい。その圧倒的な得点力は世界で唯一バルセロナFWリオネル・メッシと競争できるレベルにあり、メッシのいるバルセロナに対抗するためにはロナウドが欠かせなかったのだ。

「ロナウドはマドリードでの9年間で1度も問題を起こさなかった。遅刻なども全くなかった。彼は私が獲得した最高の選手だと思う。私はいつだって彼と素晴らしい関係を築いてきた。問題はなかったよ。金銭面でもね」

ペレス会長はこのように語っている。ロナウドがプロフェッショナルな選手であることは誰もが理解しており、それもレアルで大成功を収めた理由だ。ロナウドはマーケティングの面でも大きな役割を果たし、レアルの人気は世界的に高かった。ロナウドが去った今、レアルのサポーターは改めてロナウドの大きさを実感しているはずだ。