本田はメルボルン・Vでの最終戦を飾れず。来季の去就が注目される。(C)Getty Images

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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は5月22日、各地でグループステージ最終戦を開催。メルボルンのレクタンギュラースタジアムでは、メルボルン・ヴィクトリー対サンフレッチェ広島の一戦が行なわれ、広島が3対1で勝利を収めた。

 試合は開始5分、すでにグループステージ首位通過を決めている広島が幸先よく先制。CKを得ると、森島司のクロスにニアサイドの松本大弥が頭ですらし、これをファーサイドに詰めた松本泰志が詰めて押し込んだ。広島が1点をリードする。

 今季限りでメルボルン・Vを退団することが発表されている本田は、広島の堅い守りに苦しむも、随所に的確なパスを通してチャンスメイク。27分にはスルーパスを通して、トイボネンの決定機を作り出すが、トイボネンのシュートは枠を外れた。

 前半は1対0で広島がリードして折り返した。迎えた後半は、メルボルン・Vが立ち上がりから攻勢に出る。本田が起点となり、パスワークで広島の守備を破ろうとするが、ゴールを奪うには至らない。

 しかし70分、メルボルン・Vはペナルティエリアの手前中央でFKを得ると、これをトイボネンが決めて、同点に追いつく。

 それでも広島は3分後にすぐさま勝ち越しのゴールを挙げる。野津田岳人のパスを起点にチャンスを掴み、皆川佑介のシュートでゴールネットを揺らした。広島が2対1とリードする。さらに広島は75分、森島がペナルティエリア手前から思い切りよく右差しを振り抜くと、鋭いシュートが突き刺さり、3点目をゲット。広島がメルボルンを突き放す。

 広島はこのままリードを保ち、3対1で勝利。すでに1位突破を決めていた広島は6月18日の決勝トーナメント1回戦で、グループE2位通過の鹿島アントラーズと対戦することとなった。