ウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子、そしてメーガン妃の通称“ファブ4”。次世代王室メンバーとして常に注目を集めている4人が、ついに共同で新たなチャリティプロジェクトをローンチしたことが明らかとなった。

「シャウト(Shout)」と名付けられたこのプロジェクトは、ショートメッセージサービス(SMS)による無料のサポートを提供するというもの。訓練を受けたボランティアスタッフが、24時間体制でメンタルヘルス問題を抱える人々の相談に乗ったり、的確なアドバイスをしたり、次のステップに進むための手助けをするそう。これは4人を中心としたチャリティ財団「ロイヤル・ファウンデーション(Royal Foundation)」のメンタルヘルス啓蒙キャンペーン「ヘッズ・トゥギャザー(Heads Together)」から立ち上げられたもので、誰でも気軽に相談できるが、特にデジタルネイティブな若者の支援に力を入れるのだとか。

“ファブ4”が発表した声明には、「悩みを抱える何千人もの人々を救える可能性を秘めたこのサービスを、ついにローンチできることに喜びを感じています」「新プロジェクト『シャウト』は、数カ月前から静かに動き始めていました。私たちもその様子を間近で見てきたので、このサービスが今後、人々にどのような影響を与えるのか、とても楽しみにしています」と書かれていた。

なお同プロジェクトは、2019年末までに4,000人のボランティアスタッフを集める予定。目下ボランティアを募集しており、応募条件は「18歳以上」「コンピューターを持っている方」「安全なインターネット接続環境にいる方」「25時間のトレーニングを受けることのできる方」「週に2〜4時間ほど活動に参加できる方」とのこと。

「シャウト」は、カウンセラーが24時間待機し、SMSのやり取りを通じて悩み事などの相談に応じるアメリカの「クライシス・テキスト・ライン(Crisis Text Line)」をお手本にしている。「ロイヤル・ファウンデーション」が、「クライシス・テキスト・ライン」に「同様のサービスをイギリスでも提供したい」と話を持ちかけたことによりプロジェクトが実現。サセックス公爵夫妻も、アメリカのメンタルヘルス啓蒙月間とイギリスのメンタルヘルス啓蒙週間にちなみ、公式Instagramで同サービスのアカウントをフォローしている。

View this post on Instagram

Treat yourself the way you treat your best friends. Need help doing that? You can reach a free, confidential Crisis Counselor by texting 741741. There are people available to help. 🎨: @aolanow . . . #bestfriends #friendsforever #loveyourself #selfcare #selflove

A post shared by Crisis Text Line (@crisistextline) on

ちなみに“ファブ4”が公の場に現れたのは、2019年3月にロンドンのウェストミンスター寺院で開かれたコモンウェルス・デーの式典が最後。メーガン妃が2019年5月6日(現地時間)に第1子を出産したばかりであるため、4人揃った姿が見られるのはまだ先と思われるが、ジョイントプロジェクトが始動したことにより、今後4人が揃ってチャリティイベントに登場する機会は増えそう。ボランティアスタッフに代わり、ファブ4が相談に応じる…なんてこともあるかも?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Reiko Kuwabara

ELLE UK