11日、テレビ朝日「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」では「一番夢がある競技はどれ? 稼いでるスポーツランキングSP」として、アメリカ経済誌「Forbes」が昨年6月に発表した「世界で最も稼ぐスポーツ選手」のランキングをもとに、番組で独自に制定した"世界で最も稼げるスポーツ"ベスト11を発表した。

その9位にMLBロサンゼルス・ドジャース、クレイトン・カーショーが入り、年収約38億円と紹介されると、ゲストの一人、元プロ野球選手・G.G.佐藤氏は、米メジャーリーグとマイナーリーグの待遇の差、あるいはイタリアンベースボールリーグの実情を語った。

日本のプロ野球入団前に米マイナーリーグに所属していた佐藤氏は、メジャーのロッカールームで一流シェフによるビュッフェが用意されている反面、マイナーリーグの食事は「バナナと水とゲータレード」と紹介。「その生活が嫌だったら早くメジャーリーグに行けよっていう教え」と話した。

また、移動においてもメジャーリーグが「20人くらいしか乗らないのに超大型バスを2台借り切る」のに対し、「マイナーリーグは飛行機に乗せて貰えないのでバスで12時間移動。50人くらい1台に乗る」とも。その上で「マイナーからメジャーに呼ばれた選手って嬉しすぎて両親に泣きながら電話します」と明かした。

一方、佐藤氏が現役晩年に活躍したイタリアンベースボールリーグについては、「(お客さんは)15から20人くらい。選手のファミリーしか観にこない」とキッパリ。さらに同リーグの驚くべき習慣として「試合前に必ず相手チームとみんなでご飯を食べる!」と紹介した。

イタリアってランチをしっかり摂る習慣がある。ダブルヘッダーの日があるんですけど、午前中に試合してランチを挟む。そこで相手チームも一緒に揃って、審判も加わって」と説明すると、中居から「酒は入らないでしょ?」と訊かれた佐藤氏は「午後の試合、やたらストライクゾーン広くなって」とうそぶいた。