ベジクタシュに加入したMF香川真司【写真:(C)BesiktasJK】

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3分間で2ゴールを挙げたデビュー翌日、チーム練習で元チリ代表MFメデルと“共演”

 トルコ1部ベジクタシュに移籍したMF香川真司は、現地時間3日のリーグ第20節アンタルヤスポル戦に途中出場すると、ピッチに立ってからわずか3分間で2ゴールを決める圧巻の新天地デビューを飾った。

 ベジクタシュ公式ツイッターは、一夜明けて和気あいあいとチーム練習で汗を流す香川の写真を投稿している。

 香川は移籍市場の最終日となる1月31日、駆け込みでドルトムントからベジクタシュへの期限付き移籍が決まった。2月1日にチームに合流したばかりとあって、アンタルヤスポル戦はベンチスタートになったが、4-1で迎えた後半36分にトルコデビューの瞬間が訪れた。

 セルビア代表FWアデム・リャイッチとの交代でピッチに立った香川は、アタッキングサードでボールを受けるとファーストプレーでドリブルを仕掛け、高速シザースで対峙したマーカーを翻弄。ペナルティーエリア手前から右足を一閃し、鋭いグラウンダーのシュートをゴール左隅に突き刺した。登場からわずか16秒のまさに“電光石火弾”だったが、さらに後半39分には約25メートルの距離から縦回転の直接FK弾も決め、3分間で2ゴールを決める衝撃のデビューを果たした。

 香川には世界各国から称賛が送られているが、クラブ公式ツイッターは試合翌日の練習で元チリ代表MFガリー・メデルと肩を組んで笑顔を浮かべる2ショットを公開。鮮烈なパフォーマンス直後とあって、コメント欄には多くのメッセージが書き込まれている。

「見たかったポーズ!」
「ボールを一切見ずに扱っているのが素晴らしい!」
「君たちは最高に美しい!」
「もし公式に香川の写真が毎回投稿されるたら、本格的に中毒になってしまう!」
「メデルとはまだ顔を合わせたばかりのはずだが、これぞ日本人の親近感だ!」
「彼の登場はNBAのスターのようだ」
「とにかく最高だ!」

 まだイスタンブールに到着して数日ながら、香川は早くもベジクタシュファンの心をがっしりとつかんでいる。(Football ZONE web編集部)