テンさん急逝 最後の投稿に今も増える悲しみの声 3万件超「私達は君を忘れない」
「スポーツ界2018年総集編」―7月に訪れた早すぎる死に世界が悲しみ
2018年も、残り2日。様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「2018年総集編」。今回はフィギュアスケートのデニス・テンさん(カザフスタン)の急逝だ。7月に暴漢に襲われ、亡くなるという痛ましい事件。突然の別れにフィギュア界に悲しみが広がり、テンさんの生前最後のインスタグラムの投稿には5か月経った今もファンから悲しみの声が増え続けている。
2018年のフィギュア界において、この悲劇を忘れてはいけない。テンさんは7月19日、母国・カザフスタンで暴漢に襲われ、25歳の若さで帰らぬ人になった。名スケーターとの早すぎる別れ。テンさんは18日にインスタグラムを更新し、17日撮影と記載された写真で、ラフなTシャツ姿で知人の女性ら4人と柔和な笑みを浮かべ、リラックスした表情を見せていた。
これが生前、最後の投稿に。悲報直後から1万8000件を超える悲しみの声が殺到していたが、あれから5か月経った今もコメントが増え続け、その数は今や3万2000件を超えている。
「私たちはあなたの存在を忘れない。あなたがベスト」
「何物にも代えがたい損失だった」
「デニス、あなたが恋しい」
「私の魂」
「まだ信じられない」
「私たちは人生で何が起こるのかを理解できない」
「あなたがこの世を去ってから5か月が経った」
真央、ヨナ、プルシェンコら世界各国の名手も哀悼の意
同じ時代を戦ったスケーターにとっても悲しみは計り知れなかった。浅田真央さんは「どうして、信じられません、信じたくありません。大切な仲間の命が奪われたなんて、辛いです、悲しいです」と自身のSNSで悲しみをつづり、荒川静香さん、小塚崇彦さん、エフゲニー・プルシェンコ、キム・ヨナ、パトリック・チャンら、世界各国の名手が哀悼のメッセージを発信した。
テンさんは羽生結弦(ANA)が優勝したソチ五輪でカザフスタンでは史上初となる銅メダルを獲得。同国にとって英雄的な存在だった。その影響力の大きさを示すように死から2日後、カザフスタンの最大都市アルマトイで市民葬が営まれ、5000人のファンが参列。母国の偉人らも駆けつけ、最後の別れを惜しんだ。
もう二度とテンさんの舞いは見られない。今なお、悲しみが癒えないファンは多い。しかし、同じ時代を生きたスケーターたちは悲しみを胸に、氷上で戦っている。そんな姿をテンさんも優しい笑顔で見守っていてくれるはずだ。(THE ANSWER編集部)
