日本電産のEV用部品、“大国・中国”の自動車大手に初採用!
走るスマホに期待高まる、投資の40%を車に
(日刊工業新聞2018年5月3日掲載より一部抜粋、内容・肩書きは当時のもの)
電子部品各社は、いつかはくるとしてきたスマホ市場の縮小に向けて、自動車市場へのシフトを進めてきた。特に力を注ぐのはCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)に関わる新領域だ。異業種間の激戦は避けられないが、新規参入によって実現できる技術も多い。電子部品各社にとっては安全性などの課題はあるものの、自動車の電装化・電動化のトレンドは“走るスマホ”を意味する。スマホのような設計や通信、操作などは強みを発揮できる可能性がある。制御技術や小型化技術など製品開発のロードマップを描きやすく、CASEの領域で活躍が期待される。
日本電産は車載向け事業の拡大を鮮明にする。今後3年間で5000億円の設備投資を計画するが、そのうち約2000億円は車載向けに割り振る考えだ。19年には電動自動車(EV)の車輪を駆動させる「トラクションモーター」を中国で量産する。環境規制の強化などでEV向け製品の主戦場になると見られる中国市場を攻略し、将来は同モーターで世界首位を狙う。永守重信会長兼社長は「車載向けは受注高が伸び、収益性も改善している」と、成長のけん引役として大きな期待を寄せる。
