Google、画像圧縮WEBアプリ「Squoosh」公開。ブラウザだけで圧縮やフォーマット変換が可能
11月12日〜13日(米時間)に開催された、Chromeの開発者会議 Chrome Dev Summit 2018において、Googleがブラウザ上で簡単に画像圧縮が行えるWEBアプリ「Squoosh」を発表しました。

クライアントサイドスクリプト言語、WebAssemblyの技術的デモを兼ねているようで、ソースコードはGitHub上で公開されています。

アプリの内容としては、ブラウザ上で画像ファイルを選択、あるいはドラッグ&ドロップすると、オリジナル画像と見比べながら画像フォーマットを変換したり、圧縮やリサイズが行えるというものです。PCだけでなく、モバイルでも利用できます。


変換できるフォーマットは、JPEG、MozJPEG、PNGのほかWebPも選択可能。なお、このフォーマットは使用するブラウザにより若干の差があります。例えば、FireforxではBMPへのエンコードをサポートしており、Safariでは、JPEG2000、TIFF、BMP、PDF、GIFへのエンコードも可能です。

ファイルはサーバーにはアップロードされておらず、変換処理などはローカルで実行しているとのこと。プライバシー的にも安心なだけなく、モバイルの場合には、大きなファイルを圧縮するためにパケットを消費してしまうこともありません。

画像を軽くする前にChromeブラウザ自体を軽量化してほしいところですが、別途アプリを使わずに画像のリサイズや圧縮などを行えるのは便利ではあります。とくに、スマートフォンやタブレットで作業を行っている場合には、覚えておくと役立ちそうです。

なお、Squooshの技術的な解説は、下記のChrome Dev Summit 2018 セッション動画で語られているので、興味ある方はご覧ください(ただし英語)。