アストロズ戦で先発マウンドに上がったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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米解説者は球速の急降下を懸念「いつものショウヘイ・オオタニではない」

 2日(日本時間3日)の敵地アストロズ戦で88日ぶりにメジャーマウンドに復帰したエンゼルス大谷翔平投手。2回まで無失点に抑えていたものの、3回無死一塁からスプリンガーに左翼へ20号先制2ランを被弾。続くアルトゥーベを打ち取ったところで49球で降板した。大谷から会心の一撃を放ったスプリンガーはベンチへ戻り、「球速が落ちてきた。みんな、仕掛けろ。今こそ仕掛けるんだ」と仲間にアドバイスを送っていたことが明らかになった。

 この日の試合は米スポーツ専門局「ESPN」で全米生中継された。放送の演出としてダグアウトに設置されていたマイクが、先制弾を打ってベンチに戻ってきたスプリンガーの声を拾っていた。スプリンガーは「球速が落ちてきた。みんな、仕掛けろ。今こそ仕掛けるんだ」と声をかけ、世界一軍団にハッパを掛けた。

 中継で解説を務める元米国ソフトボール代表のジェシカ・メンドーサ氏も球速の急降下を指摘。「7回を投げて、球速がこれだけ落ちるなら分かるけれど、25球くらいのスパンで5マイル(約8キロ)も球速が落ちるなんて、いつものショウヘイ・オオタニではないわ」と話し、49球で降板した右腕にアクシデントが発生した可能性を懸念した。(Full-Count編集部)