木梨憲武

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木梨憲武(56)の主演映画「いぬやしき」が20日に公開となり、都内で舞台あいさつが行われた。

原作は、累計発行2000万部を超える人気漫画『GANTZ』を生み出した奥浩哉氏によるもの。定年間近で、冴えない生活を送っていたサラリーマン・犬屋敷壱郎(いぬやしき いちろう)の日常が変化。人々を超越する能力を得て、非日常へと変わっていくさまを描いている。

その“ダメ中年”がヒーローに変身するという、異色のヒーロー映画にちなみ、木梨は「僕のヒーローは…父・作三です」と打ち明ける場面もあった。

「父は86歳ぐらい。僕と同じ顔をしています」と説明、「祖師ケ谷大蔵で自転車屋をやっています」と付け加え、笑いを大きくした。

そして、真面目な表情を見せ「どういうところが、僕にとってヒーローかというと…お得意さんの顔を見分けて(自転車の)空気入れをタダにしています。それを見た瞬間に凄いなぁーと思っていました。パンク修理では、真冬でも冷たい真水でやっています。爪の間も油まみれ。それを金たわしで落とすテクニックも早くて、ヒーローだなぁと思う」と細かい点も挙げていた。

16年ぶりに映画主演を果たした木梨。「今日から公開して、これからゴールデンウィーク。(客足が)どこまでいけるか分かりませんが、たくさんの方に観てほしいです。今日が第1回目のお客さまです。どうぞ応援をお願いいたします」と思いを伝えていた。

なお、ステージには、木梨の他、佐藤健本郷奏多二階堂ふみ三吉彩花伊勢谷友介、佐藤信介監督も登壇していた。

▼ 映画『いぬやしき』初日舞台あいさつより

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▼ 映画『いぬやしき』特報


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