4人組バンド・CNBLUE(シーエヌブルー)のジョン・ヨンファが韓国でリリースした初のソロミニアルバム「DO DISTURB」の発売記念会見を行った(FNCエンターテインメント提供)=19日、ソウル(聯合ニュース)
(END)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル地方警察庁は2日、兵役を先送りする目的で慶熙大大学院に不正に入学したとして業務妨害の容疑が持たれている4人組バンド・CNBLUE(シーエヌブルー)のジョン・ヨンファさん(28)について、在宅起訴相当の意見を付けて書類送検する予定だと明らかにした。

 警察によると、ジョンさんは慶熙大大学院芸術関連学科の博士課程の2017学年度入試で、面接試験を欠席したにもかかわらず合格した。面接審査委員長を務めていた当時の学科長は、欠席すれば不合格にするというルールを無視してジョンさんに面接の点数を与え、ほかの面接担当者にも点数を付けるよう圧力をかけた。

 警察は、慶熙大の対外協力部署の幹部がジョンさんのマネジャーから入試の口利きを頼まれ、これを学科長に伝えたとみている。

 ジョンさんは警察に対し、学科長と個別に面接したと主張したが、実際には個別面接はなかったことが捜査で明らかになった。

 警察は、ジョンさんが軍入隊を1カ月後に控えた16年8月に「博士課程進学」を理由に入隊を延期し、その直後に慶熙大大学院に出願したことから、兵役を先送りする目的で不正を働いたと判断した。ジョンさんは警察に「歌手として音楽に関する学位を取得するために出願した」と主張したとされる。

 一方、学科長は、有名芸能人を入学させれば大学の広報と発展に役立つとの思いから力添えしたとの趣旨の供述をしたという。警察は、この学科長やジョンさんのマネジャーらも業務妨害容疑で書類送検する予定だ。

 こうした警察発表に対し、ジョンさんの所属事務所のFNCエンターテインメントは「捜査結果に歪曲(わいきょく)された部分がある」と反発するコメントを出した。ジョンさんは5日に入隊する。